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レッドブル・ホンダ密着:金、土のアクシデントを乗り越えF1復帰後の予選最上位を獲得したホンダ。2019年シーズンに大きな手応え

2019年3月16日

「現在のV6時代になってから、ホンダの予選最上位を獲得したことは、今年新たなパワーユニットのパートナーシップを結んだわれわれにとって、最高のスタートとなった」


 F1開幕戦オーストラリアGPの予選後、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はそう言って、マックス・フェルスタッペンが獲得した予選4番手という結果を喜んでいた。


 ホンダがF1に復帰した2015年から、予選での最高位はマクラーレン時代の2016年オーストリアGP、ジェンソン・バトンの5番手(3番手スタート)だった。トロロッソにパートナーを変えた2018年の第2戦バーレーンGPの6番手(5番手スタート)をいきなり上回った。


 ホンダF1が予選で4番手以上の成績を獲得したのは、2006年第16戦中国GP(ルーベンス・バリチェロ3番手、バトン4番手)以来の好成績だった。ただし、レッドブル・ホンダがこの結果にたどり着くための道のりは、平坦ではなかった。

レッドブル・ホンダは金曜日にマックス・フェルスタッペンのモノコック交換
レッドブル・ホンダは金曜日にマックス・フェルスタッペンのモノコック交換


 まず金曜日のセッション中、フェルスタッペンのマシンに燃料システム不具合が発生していたことが判明。燃料タンクがモノコックのサバイバルセルの中にあり、修復が困難であることから、チームはモノコック交換を決断。


 本来であれば、予選に向けてタイムアタックの練習を行うフリー走行3回目で、フェルスタッペンはさまざまなデータ取りを行うためにミディアム(C3)タイヤでロングランすることを強いられた。

■痛恨の戦略ミスで予選Q1落ちを喫したピエール・ガスリー

 さらに予選Q1では、走るたびに路面が急激に改善していったため、ライバル勢が2度目のアタックでタイムを大きく上げていく中、ピエール・ガスリーが1セットのタイヤでの2回アタックにとどめたために17番手となり、いきなりQ1敗退となった。


 そんな中、フェルスタッペンはミスのない冷静な走りで確実にQ1とQ2を通過。Q3では最後のアタックでフェラーリのシャルル・ルクレールをかわして、予選4番手を獲得した。


 昨年のオーストラリアGPもレッドブルの最上位はフェルスタッペンの4番手で、タイムは1分21秒879。ポールポジション(ルイス・ハミルトン/メルセデス)とのタイム差は、0.715秒差だった。今年は昨年のタイムをコンマ5秒上回る1分21秒320。ハミルトンとのタイム差も0.834秒差とほとんど変わらない。


 ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは「本番は明日のレースなので、まだ安心はできない」と緊張感を維持しつつも、「予選が終わり、今シーズンの第一歩は踏み出せた」と安堵の表情も見せていた。


 日曜日にはホンダの八郷隆弘社長が激励に駆けつける予定となっている。予選だけでなく、レースでも復帰後、最高位となる活躍を期待したい。



(Masahiro Owari)


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6位ルイス・ハミルトン125
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8位アレクサンダー・アルボン70
9位アイザック・ハジャー39
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