レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが、チームが2019年にホンダとパワーユニット契約を結んだことについて、驚きはなかったと語った。自身の去就を決めるうえで、ホンダのポテンシャルについてのチームの評価をこれから詳しく聞きたいとリカルドは言う。

　リカルドは、レッドブルとの現契約は今季末で切れるため、2019年にこれを更新するか、他チームに移籍するかを検討している。レッドブルが2019年から2年にわたりホンダのパワーユニットを搭載するという決断をしたことも、検討材料のひとつになるはずだ。

　F1フランスGPに向けてポール・リカールに到着したリカルドは、ホンダとチームの契約について聞かれ、ある程度分かっていたことであるため、驚くことはなかったと答えた。

「そうなることは知っていた。だから予想外のことに驚いたという感じではない」とリカルド。

「こうなるだろうと分かっていたから、心のなかで準備していた。正式発表されたいま、もう少し詳しいことを教えてもらおうと思っている。いい動きなのかどうかを知るため、総合的に理解したい」
「ただ、たくさんのメリットがあることは確かだ」

　リカルドは、ホンダも現パートナーのルノーも進歩しているのは間違いないが、どちらがメルセデスとフェラーリに早く追いつけるかが問題だと語った。

「ルノーは今年大きく進歩した。まだ予選モードはないけれど、レースペースを見れば、燃料セーブを行った状態で走る際に、かなり競争力が改善したと思う。彼らが向上しているのは確かだよ」

「一方でホンダもトロロッソとともに改善しているようだ。つまり両方とも進歩しているといっていいだろう。問題は、どちらが早くトップに追いつけるかだ。それはまだ分からない」

　リカルドは、レッドブルとの契約を延長するかどうかの決断を下す上で、ホンダのポテンシャルについて知ることが重要であると示唆した。

「レッドブルはホンダの方がポテンシャルが高いと考えている。彼らがどれだけの自信を得ているのかを確認したい。それが僕自身の決定に影響するかもしれない」とリカルドはBBCにコメントした。

「僕は自分にはチャンピオンになる力があると信じている。だから、タイトルを取る能力のあるマシンを手に入れることを最優先に考えているんだ」

　リカルドは、2019年の去就をできればサマーブレイク前までに決定したいと述べており、早ければ2週間以内に決まる可能性もあると示唆した。

この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています

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