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トロロッソ・ホンダF1密着:ハートレーがモナコ初日で好発進、ガスリーはセットアップに苦戦

2018年5月25日

 これほど技術が発達した現代でも、不思議なことに、ドライバーには相性のいいサーキットとそうでないサーキットがある。 


 モナコ在住のブレンドン・ハートレーは、モナコで過去にフォーミュラ・ルノー3.5で2度レースをしている。2010年は4位で、2011年は3位表彰台に上がっている。2010年がシリーズ10位で2011年もシリーズ10位だったことを考えると、モナコの成績はシーズンを通した平均を上回る活躍だったことが想像できる。


 一方、ピエール・ガスリーは3度モナコでレースしている。2014年はフォーミュラ・ルノー3.5で、このときは7位だった。翌年から2年間、GP2シリーズで走っているが、15年はレース1が14位でレース2が10位。16年もレース1が15位でレース2が13位と振るわなかった。


 果たして、2018年。2人にとってF1ドライバーとして初めて臨むモナコGPは、初日を終えた段階では、これまでの相性どおりの結果となったようだ。


 初日11番手発進のハートレーは「ウォールからウォールへダンスしながら走っている感じで楽しかった」と、F1での初モナコに好感触。ハートレーはフリー走行1回目も12番手と安定して速かった。


「ハイパーソフトだけでなく、ウルトラソフトでもいい感じだった」(ハートレー)


 対照的にガスリーは「満足できるセットアップが見つけられなかった」と初日は2回のセッションとも14番手に終わった。ハートレーとの差はそれほど大きくないものの、じつは今シーズン、ガスリーが初日に2回のセッションともチームメイトに先を越されるのは、これが初めてのこと。


 さらにガスリーはフリー走行2回目の終盤に「ブレーキに問題が発生した」(田辺豊治F1テクニカルディレクター)ため、予定よりも早めにセッションを切り上げなければならなかった。


 しかし、2人が過去にモナコでレースしたときと、今回では大きく違うことがある。それはF1のモナコGPには金曜日に安息日があるということ。


「前後のポジションのドライバーたちとすごく接近しているので、予選では完璧なラップを刻んで、Q3へ進出したい」とハートレーが言えば、ガスリーも「チームメイトの走り見れば、クルマには速さがある。あとコンマ2、3秒を見つけ出せれば、トップ10を目指して戦えるから、明日(金曜日)いいセットアップを見つけたい」と安息日にも休まず作業するという。


 その2人のマシンを準備するチームスタッフはすでに木曜日の夜から作業を開始。


「やりきれなかった作業を金曜日に行う」(田辺TD)ため、木曜日の夜もモーターホームで夕食を済ませた後、パーティで盛り上がるハーバーを横目に見ながら、ガレージへと消えていった。



(Masahiro Owari)




レース

6/8(土) フリー走行1回目 2:30〜3:30
フリー走行2回目 6:00〜7:00
6/9(日) フリー走行3回目 1:30〜2:30
予選 5:00〜
6/10(月) 決勝 3:00〜


ドライバーズランキング

※モナコGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン169
2位シャルル・ルクレール138
3位ランド・ノリス113
4位カルロス・サインツ108
5位セルジオ・ペレス107
6位オスカー・ピアストリ71
7位ジョージ・ラッセル54
8位ルイス・ハミルトン42
9位フェルナンド・アロンソ33
10位角田裕毅19

チームランキング

※モナコGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング276
2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム184
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム96
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム44
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム24
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位ウイリアムズ・レーシング2
9位BWTアルピーヌF1チーム2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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