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「ペレスに選ばれなかった理由はリーダーシップ欠如ではない」とルノーF1

2016年10月20日

 ルノーF1のチーム代表であるフレデリック・バスールは、彼のチームにはリーダーシップが欠如しているという説を否定、優れた体制ができ上がっていると主張した。


 マネジングディレクターであるシリル・アビテブールは水面下でチームに緊張関係があることを認め、イギリスのエンストンにあるルノーのシャシー部門と、フランスのビリーにあるパワーユニット部門との連携を立て直す責任者を明らかにする必要があると、先月語っていた。


 ルノーは上位へと復帰するために経験豊かなドライバーや技術スタッフを雇おうとしているが、一部パドック関係者は、ルノーの進歩はリーダーシップの欠如により妨げられているという見方をしている。


 しかしバスールによれば体制はチーム内部で明確になっており、うまく機能しているという。


「メルセデスにはトト(・ウォルフ)とニキ(・ラウダ)がいる。レッドブルにはクリスチャン(・ホーナー)とヘルムート(・マルコ)がいる。我々のところに彼らより数多くのボスがいるとは言い切れない」とバスール。


「マテシッツをトップだと考えたらレッドブルとルノーは似たようなものだろう」


「我々の組織はジェローム(・ストロール、ルノー・スポール・レーシング会長)とシリル、私が率いている」


「我々にはふたつの部門(パワーユニットとシャシー)があって、再建と成長の段階にあることを考慮に入れてほしい。やるべきことがたくさんあるのだ」


「私は3人(のリーダー)が多すぎるとは思わない。組織のビジョンは私にもシリルにも明確にあるし、それが一番重要なことだ」


「私はトラックオペレーションとパフォーマンスに責任があり、シリルは会社に責任がある」


「我々は全く異なった経験をしてきた。私はレース出身だし、シリルは会社経営の出身だ。我々は相互に補完しあっている」


「最初から私にとってははっきりしていた。その点で問題は何もない」


「おそらく外部から見るとそうは見えないのかもしれないが、内部ではとてもよく機能している」

ルノー首脳陣とトト・ウォルフ
ルノー首脳陣とトト・ウォルフ


 報道によれば、フォース・インディアのドライバーであるセルジオ・ペレスは指揮系統の不明確さを理由にルノーへの移籍を見送ったともいわれているが、バスールは何か他の理由があってのことだろうという。


「それ(指揮系統)がペレスの(ルノー移籍を見送った)理由ではない。他に事情があるのだ」と彼は述べた。


「私に言わせれば状況はとても明確だ。問題などない」


「ペレスのポジションについてはまた違う話だ。そして私はペレスのことを気にかけてはいない」


 ルノーは今季、コース上で苦戦しており、17戦が終わった時点でわずか3回のポイントフィニッシュがあったのみで、コンストラクターズ選手権では11チーム中9位に位置している。


 しかしバスールは、チームが結束を固めれば、ルノーは将来上位に復帰できると言う。


日本GPでのルノー
日本GPでのルノー

「確かに我々はさらなるプレッシャーに晒されている。誰もが結果を出したいと思っているからね」とバスールは述べた。


「外部からはますますせきたてられているが、我々がしなければならないのは、団結し、安定した状態でいることだ」


「私はメカニックやエンジニア、ドライバーたちと熱心に仕事をしている」


「彼らは最大限の努力をしている。それが一番重要なことだ」


「我々に共通の目的があることがわかっている。長い道のりになるが、共通の目的があるかぎり、結果を出すことができると私は確信している」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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