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バトンの離脱決定との報道をマクラーレンが否定

2016年8月31日

 マクラーレン・ホンダのグループCEOであるロン・デニスが、2017年のドライバー契約についての話し合いはイタリアGPの週末にスタートすると述べ、すでにジェンソン・バトンの代わりにストフェル・バンドーンを起用することに決定しているという報道を否定した。


 フェルナンド・アロンソは2017年末までの契約を有しており、チームメイトとしてバトンを残留させるのか、リザーブドライバーのバンドーンを昇格させるのか、チームは難しい決断を下さなければならない。


 Sky F1によると、ベルギーGPの決勝日、バトンはマクラーレンから契約延長はしない意向であると伝えられたという報道がなされたものの、デニスがそれを否定する発言を行ったという。


「以前から我々は、モンツァでチーム内の話し合いを行うとお話ししてきた」とデニス。


「そして役員会が最終的な決断を下すのは、9月末だ。以前からそういう計画であり、現段階でもそういう計画だ」

2016年ベルギーGP ストフェル・バンドーンとフェルナンド・アロンソ
2016年ベルギーGP ストフェル・バンドーンとフェルナンド・アロンソ


 チャンピオン経験者であるバトンの評価が高いのはもちろんだが、バンドーンも現在の若手の中で最も才能があるドライバーのひとりであると考えられている。


 メルセデスのボス、トト・ウォルフが、ベルギーGPの週末に、バンドーンは来年F1に参戦する資格のあるドライバーであると語ったと、Sky F1は伝えている。


「彼はF1のシートに値するドライバーだ。GP2で圧倒的な強さを見せ、特別な存在であることを証明した。リバースグリッドのレースでもしっかり挽回してくるドライバーだ」とウォルフ。
「ストフェルのようなドライバーがF1に参戦できないようなことがあれば、システムが間違っている」


 バンドーンは以前から、来年は必ずF1にフル参戦すると述べており、もしマクラーレンのレースシートを確保できないようであれば、マクラーレンの傘下を離れて他に行くかもしれないと示唆している。



(AUTOSPORTweb)




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