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今宮純によるオーストラリアGPドライバー採点&短評

2016年3月25日

☆☆☆☆ ダニエル・リカルド
昨シーズン記録した最速ラップ3回はモナコ、ハンガリー、シンガポール、いずれも低中速コーナリング・コース。ここで最速ラップを出しきった事実に、RB12・TAGホイヤー(ルノー)のポテンシャルを感じる。セクター1で今年最速、昨年は11位。飛躍的なパフォーマンスアップ。レッドブルを、もっとマークして見ていこう。

☆☆☆☆ ニコ・ロズベルグ
リスク・マネージメントの巧さ、彼の持ち味がレース後のコメントからよくわかった。右フロント・ブレーキがオーバーヒート、左リヤタイヤが40周過ぎから厳しく、ラスト5周は発熱低下。「リタイアの危機があったが無線で伝達できなかった」とパディ・ロウ。それを自力によって乗り切った開幕先勝は大きい。いい意味で、もっと図太く、このまま調子に乗っちゃえロズベルグ……。

☆☆☆☆ フェルナンド・アロンソ
 一塊の残骸となったマシンから這い出てきたアロンソ、厳粛な瞬間であった。ポイントを逸したことより大切なのは無事であったこと。新マクラーレン・ホンダ「20戦目のベストレース」、チーム全員一つになったと思うからだ。重大事故から生還したアロンソ、F1マシン安全力の実証に☆四つ。

☆☆☆☆☆ ロマン・グロージャン
6周、8周、11周。フリー走行で、たったそれしか走れなかった。昨年もパーマーにシートを譲り続け、それには慣れている。予選19位からの6位入賞は、まさしく「優勝に値する」。いきなり下刻上やったじゃん、グロージャン。

☆☆☆☆☆+ セバスチャン・ベッテル
挑戦する側は自分たちの強みと弱みを見きわめ、相手の動きに惑わされず結束し、勝機を見出したら集中して攻めこむ。ベッテルは予選でポールポジションは難しいと察知、スーパーソフトを温存。2列目でも、冬から密かに強化したスタート加速力を信じ、100mダッシュでメルセデス勢を抜く。リードするレースが赤旗で分断された際、相手と同じミディアムタイヤだと性能劣化が大きいので不利と判断。ならばスーパーソフトに賭け、もう1回ストップ覚悟で攻めよう……。あと1セットあったならば、大どんでん返しも……刺激的な開幕戦の<主演賞>を。

(Text : Jun Imamiya)





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