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F1ヨーロッパGP 予選トップ10ドライバーコメント

2016年6月19日

■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=1位

 すごくエキサイティングな予選だった。Q3で最初のランを走るルイス(・ハミルトン)が僕の前でエスケープロードに入ったため、僕はペースを落とさなければならなくなり、そのラップを諦めた。


 だからその後の1ラップにかけるしかなかった。でもそこですべてをうまくまとめることができた。ルイスが続けられなくなったと聞いて、ポールを確信した。


 ポールポジションを獲得できて最高の気分だ。明日、最大のチャンスを手にするわけだから。ここは本当に厳しいコースで、ひとつもミスをすることが許されない。長いレースの中で、いろいろなことが起こるだろう。オーバーテイクが可能なコースだし、GP2のレースを見ても分かるとおり、セーフティカーも出動するだろう。そういうことにも備えておく必要がある。

2016年第8戦ヨーロッパGP ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
2016年第8戦ヨーロッパGP ニコ・ロズベルグ(メルセデス)

 ルイスは10番グリッドからのスタートになるけど、あっという間に上位に戻って来ると思う。最近では後方から2位でフィニッシュしたこともあった。見ている人にとっても興奮するレースになりそうだ。楽しみだよ。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 予選=2位

 特別な予選だった。Q3ではF1キャリアの中でも最高と言えるアタックをした。すべてのコーナーを最大限に活用し、ウォールにキスしながらの走行だった。


 チームとして、すごく強力なパフォーマンスを発揮できた。同時に、最後のフリー走行での出来事と、そのためギヤボックス交換のペナルティを受けることについて、今でも自分に対して腹を立てている。フロントロウからスタートできるのに、7番グリッドにつかなければならないんだ。


 今夜は思考をクリアにして、苛立ちを忘れ、レースで前に出ることに集中する必要がある。

2016年第8戦ヨーロッパGP セルジオ・ペレス(フォース・インディア)が予選2位
2016年第8戦ヨーロッパGP セルジオ・ペレス(フォース・インディア)が予選2位

 予選に間に合うように、驚くべき仕事でマシンを修理してくれたチームに、大きな感謝の気持ちを伝えなければ。明日はお祝いができるような、特別な結果をもたらしたいと願っている。ミスを犯しやすい、とても難しいコースだから楽なレースにはならないだろうけれど、それが同時に順位を上げるチャンスを広げてくれる。レースに向けて、今もいい感触を抱いているよ。


 今朝の自分のミスに、今も腹を立てている。だけど同時にすごくハッピーで、複雑な気分だよ。


 クラッシュの後、少し自信を失っていた。でもうまく自信とリズムを取り戻すことができたんだ。


(ギヤボックス交換の)ペナルティで7番手からスタートする。チームにふさわしいのはもっと上のポジションなのに。


■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=3位

 今シーズン3度目のフロントロウだ。すごく嬉しいよ。それもこれもチームが(Q3最後のランに向けてピットレーンで)先頭に並ばせてくれたおかげだ。心から感謝する。これがとても重要だった。それによって僕はクリーンなラップを走ることができたんだ。
 
 Q3最初のラップではワイドになってしまい、いくつかミスをした。だから最後のランをうまく走る必要があった。いいラップを走れて嬉しい。


 昨日の走行からたくさんのことを学んだ。昨夜、ひとつひとつの点をつなげることができて、それによって今日、強力なパフォーマンスを発揮できた。


 明日のレースはかなり面白いものになりそうだ。万が一、退屈でつまらないレースになったらびっくりするよ。まだ今朝のGP2レースを見ていない人がいたら、ぜひ見てほしい。あのレースを見て分かるのは、なんとかして生き残らなければならないということ。頭を使って、スリップストリームをうまく活用し、速く走るチャンスをつかむ必要があるということだ。
 
 今シーズン一番のレースになるかもしれない。面白くなりそうだ。


 平均するとメルセデスより僕らの方がスタートはうまくいっているから、明日僕がいいスタートを決めることができたら、戦略的になりすぎることなく、単純にいいトラックポジションを目指し、何ができるかを見ていく。ペレスのペナルティによって2番グリッドを受け取った。手にしているものはすべて活用し、明日どう戦うかを考えていく。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=4位

 昨日はあまり強さがなかった。でも今日は挽回できた。まだ理想的な位置ではないけどね。


(セルジオ・)ペレスの(グリッド降格)ペナルティも僕らにとってメリットになる。


 いいスタートを決めることに集中していくよ。明日は誰にとっても何が起きるか分からない、長いレースになる。


(3番グリッドとなり)クリーンな側からスタートできるのはよかった。新しいサーキットだから違いはかなり大きいと思う。僕が間違っているかもしれないけど、僕らはいいスタートを決められることが多い。いい感触を持っているから、どうなるか見ていこう。


 長いレースの間、集中し続けなければならず、かなりきついだろうね。ここは長いストレートがあるからオーバーテイクが可能だ。それがどれぐらいたやすいのか、難しいのかは明日試してみるまで分からないけどね。
 満足はしているけれど、100パーセントではない。メルセデスとの差がすごく大きいからだ。でもレースの中でたくさんチャンスは訪れると思う。


 この週末が終わったら、自分たちがどこでタイムを失っていたのかを分析する。今は決勝に気持ちを集中させる。いい仕事ができる可能性は十分あるからね。


(メルセデスとのタイム差はエンジンのパワーの差によるものだと思うかと聞かれ)僕らのエンジンは強力だ。大きく進歩している。僕らが一番大きく時間を失っているのはそこ(ロングストレート)ではないと分かっている。


 ここはコーナーの数が多い。低速コーナーでライバルたちほど速さを引き出せずにいる。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=5位

 楽な週末ではなかったが、今日の予選ではマシンバランスを改善することができた。感触はよく、速さも大幅に向上した。


 思いどおりに走れると感じた。フィーリングがよかったんだ。


 Q3最後のランでは新品スーパーソフトタイヤを装着していたが、赤旗が出たため、ラップタイムを向上させることができなかった。終盤、残り時間は2分しかなく、皆が急いで最後のラップを走ろうとした。アウトラップでトラフィックが生じ、タイミングを計るのが難しかった。

2016年 F1第8戦ヨーロッパGP キミ・ライコネン
2016年 F1第8戦ヨーロッパGP キミ・ライコネン

 スムーズに走れていたら、もっといいタイムが出ていたはずだ。でもこの週末、苦しんできたことを考えれば、この結果に満足していいだろう。


 もちろん5位でフィニッシュするためにここにいるんじゃないし、このマシンからはもっと引き出せる力があると感じた。


 いろいろな意味で、誰にとっても長く厳しいレースになるだろう。ベストを尽くし、正しい選択をして、何が起こるかを見ていくだけだ。


■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
フェリペ・マッサ 予選=6位

 この予選結果には満足だ。予想していたよりずっとよかった。今週末はずっとマシンに苦しんできたからね。


 予選では自分の走り方もクルマ自体も改善することができた。Q3最後は少しラッキーだった。赤旗の前にタイムを出していたんだ。でもそれもレースの一部だよ。


 まだバランスには100パーセント満足しているわけではないし、最終コーナーで小さなミスをした。だからあと0.2秒は縮める余地はあったかもしれない。


 明日はいいレースができればいいね。かなりきついレースになると思う。このコースは完走の難しさではトップレベルかもしれないよ。GP2のレースでは約半数しかフィニッシュしなかった。だから明日は何が起きても賢く対応していく必要がある。


■スクーデリア・トロロッソ
ダニール・クビアト 予選=7位

 いい一日を過ごせて、かなり満足だよ! クリーンなラップを何周か走れた。それはバクーでは簡単なことじゃない。トラブルのない予選は僕がどうしても必要としていたものだった。


 コースの状況が変わりやすく、路面の進化に適応していく必要があったので難しかったけれど、なんとかうまくやれた。いい仕事ができたと思う。
 
 明日もこの調子でいきたい。生き残って、十分にあるチャンスを確実に活用しなければならない。


 今日の予選はものすごく楽しめたよ。マシンについて着実に自信をつけているし、明日のレースを7位からスタートできるというのは、前向きな結果だ。


■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
バルテリ・ボッタス 予選=8位

 今日はついてなかった。(排水溝のカバーが外れてクルマにヒットしたことで)FP3で走れず、それによって予選で苦労することになった。どのぐらい影響したかを具体的に言うのは難しい。ただ、ペースは悪くはなかったと思う。


 Q1とQ2で完璧なラップを走ることができなかった。こういう状況をすべて考えあわせると、僕らのペースはよかったと言っていいだろう。


 Q3は難しかったね。走行した2回ともひどいトラフィックの影響を受けた。本当ならあと0.5秒は見つけられたはずだ。


 でもレースペースはいい。明日はいい一日になると思う。

2016年 F1第8戦ヨーロッパGP バルテリ・ ボッタス
2016年 F1第8戦ヨーロッパGP バルテリ・ ボッタス

(予選中マックス・フェルスタッペンに追い抜きをかけて接触しかかったことについて)Q3の最初のランでは僕もチームもフェルスタッペンはダブルアウトラップを走っているのだと思った。彼らは週末を通してずっとそれをしていたからね。


 でもターン19/20で、彼はアタックラップに入るのかもしれないと思った。でもその時点ではもう引くことはできない。直線スピードをすべて失ってしまうからだ。僕にとって唯一の選択肢はオーバーテイクすることだった。それはできたけれど、彼のラップも自分のラップも台無しになった。


(2回目のランでは)全員がトラックポジションを争っていた。残された時間が少ないのは知っていたから、フェルスタッペンとの間に間隔を置く余裕はなかった。


 だからその時も僕としてはトラックポジションを取りに行き、オーバーテイクを試みるしかなかった。成功せず、僕自身のラップも彼のラップも台無しになった。すごく不運だったと思う。


■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=9位

 今日は本当なら3位になれたと思う。赤旗が出た時、Q2のラップより0.5秒縮めてきていた。だから1分43秒9が見えていたんだ。余裕でね。


 Q2で(バルテリ・)ボッタスに邪魔されたのはついてなかった。Q3で赤旗が出た後、残り2分の戦いになった時、彼はもう一度、全く同じことをしてきた。すごくついてないよ。でも僕らはペースはいい。(ボッタスと)話をする必要はない。明日に気持ちを集中させるだけだ。


 GP2のレースから予想できるのは、たくさんのアクションとオーバーテイクがあるだろうということ。間違いなく面白いレースになるだろう。ルイス(・ハミルトン)が後ろからスタートするというのも面白い。彼はすごく速いだろうね。


 このコースはたくさんのチャンスを与えてくれる。ストレートがいくつもあるしね。そしてコーナーでもオーバーテイクは可能だ。だから今日僕らが示したパフォーマンスには満足している。すべてがうまくまとまってきたから、明日はいいチャレンジができる。


 セットアップでいい妥協点を探さなければならない。小さいリヤウイングを使っており、通常は僕らの強みであるダウンフォースを削っている。それでもいい状態だし、クルマがいいパフォーマンスを発揮していると思う。


(予選ラップで2度にわたってボッタスが追い抜きをかけてきたことについてFormula1.comに対し語り)彼の行為は賢明とはいえない。彼は僕のラップを台無しにし、自分自身のラップも台無しにしたんだ。一度なら忘れよう。でももう一度同じことをした。賢いとはいえないよ。


(予選後に話すつもりはあるかと聞かれ)ないね! 僕から行く必要はない。彼が僕のところに来るべきだ!


(一度目は)彼がロックアップしたから、ヒットされるのが怖くて、僕はワイドなラインを取った。おかげでその(タイヤ)セットを失った。それでピットインしなければならず、1回のランしか走れなかった。全く愉快じゃないね。
 あの時、彼は何も考えていなかったと思う。


 彼の行為は危険だった。危険で不必要で賢くなかった。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=10位

 うまく決められるか決められないかは紙一重で、今日の僕はうまく決めることができなかった。昨日はすごくいいリズムで走っていたけれど、今日は全くそれができなかった。


 はっきりした答えや言い訳はない。正しいエイペックスや正しいブレーキングゾーンにつけなかった。時にはそういうこともある。今日はそういうセッションだったというだけのことだ。


 僕のミスだ。チームに謝罪し、明日の決勝で挽回に努めたい。このあたりのポジションから順位を上げていくのは簡単ではないので、明日はダメージを最小限にとどめるレースになる。優勝争いができるかどうかはかなり疑問だけれど、ベストを尽くし、できるだけ多くのポイントを持ち帰る。


 マシンは好調だし、ほとんどのライバルたちよりもペースが勝っている。1コーナーでアクシデントがあってもそこをうまく抜けて、どこまで行けるかを見てみるよ。


(今日うまくいかなかったのは)誰のせいでもない。僕自身がうまくやれなかった。(Q3の)どちらのラップも0.4秒縮めてきていた。だから速かったのは間違いない。
 ターンインが少し早すぎた。(ウォールへの)ほんのわずかな接触だったけれど、そのラップを走り切れなくなった。


(土曜にセットアップ変更を行ったことについて)金曜とはマシンが違っていた。ブレーキは金曜の方がよかった。いくつか変更をした後、土曜はあまりよくなかった。金曜と同じ場所でブレーキングできなかった。(セッティング変更に)適応できず、いくつかミスをした。


 クルマの感触が金曜とは違っていた。それでもポールを取るには十分だったけど。


 クルマのせいじゃない。僕がリズムに乗れなかった。予選だけじゃなく、プラクティスの間もそうだった。


 でも日曜には新しいチャンスがめぐってくる。ここからでも勝つのは不可能だとは言えないよ。



(AUTOSPORTweb)




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