2015年F1日本GPの日曜決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは11位だった。
■マクラーレン・ホンダ
フェルナンド・アロンソ 決勝=11位
ストレートで自分を抜いた他のドライバーたちが、コーナーでブレーキングを遅らせすぎたり、何かミスをしたりしているのを見ると(そういうマシンに簡単に抜かれてしまうのかと思うと)辛い。こっちが完璧なコーナリングをしても、ストレートではまた抜かれてしまうんだ。フラストレーションを感じる。
プログラムを改善する必要がある。残りのレースでは苦しむことになるだろう。でも僕らは来年に目を向けている。共に勝利を収めるんだ。できるだけ早くそれを実現しなければならない。
今日のレースから何かを学び、進歩していきたい。
(決勝中、無線で「まるでGP2のように抜かれて恥ずかしい」「GP2のエンジンだ」と言ったことについて聞かれ)レーシングラインを外れたり、滑ったり、ミスをしているマシンに、ストレートではあっという間に並ばれてしまうんだ。ミラーで探す間もなくね。恥ずかしいよ。僕らのパワーは大幅に劣っていて、まるで他のカテゴリーのようだ。
そんな風にレースをするのはきついしフラストレーションを感じる。ただ、ポジティブなのはマクラーレンが2台そろって完走したことだ。今日の走行から何か役に立つ情報を得られるかもしれない。
来年はパワーユニットもシステムもたくさんのことを変えなければならない。それは中期的な仕事で、来年のためのものだ。(今季の)これからのレースに向けたものではない。
(来年自分はF1で走っていると思うかと聞かれ)分からない。今年はまだあと5戦ある。今の状況を変え、競争力をつけ、問題を解決しなければならない。でも、僕らは来年を見ている。僕は残って勝ちたいと思っている。
(無線での発言はホンダに対するメッセージなのかと聞かれ)彼らは分かっている。メッセージを送る必要などない。
近い将来メルセデスにチャレンジできるのはこのチームだけだと思っている。でも今は難しい時期だ。彼らと戦う武器がない。
僕らは問題を把握している。懸命に解決策を探っていて、来年に向けて策を見つけるつもりだ。前向きに考えている。