2015年F1シンガポールGPの日曜決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンはリタイアに終わった。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=リタイア
レースはとてもうまくいっていた。決勝が一番好調に走れた。勝てる速さもあったと思う。
やれることはすべてやった。プライムを履いている時、オプションを履いた上位勢に楽についていくことができた。
ペースはすごくよかったのに、パワーが低下し始めた。チームは懸命に対処しようとしてくれた。こういうことは時には起こるものだ。走っている時にはすごくいい感触を持っていて、かなり楽観的だっただけに、チームにとって残念な結果だ。
結局はリタイアしてエンジンをセーブした方がいいということになった。原因を突き止めるために努力する。でもこのエンジンを失うことを心配してはいない。ここまでは素晴らしいシーズンを送ってきた。信頼性はとても高かった。
まだ先は長い。今日ポイントを取りそこなったのは確かだけれど、僕自身は速かったし調子もよかった。そのパフォーマンスを鈴鹿でも必ずや発揮して反撃するつもりだよ!
(F1公式サイトのインタビューに応え)ものすごく前向きな気分で走っていた。オプションタイヤを履いた上位勢にプライムで簡単についていけた。勝利をつかめると思っていたんだ。
バランスは素晴らしかったし、すべてうまくコントロールして走っていた。プッシュすべきタイミングを待っていた。でもパワーが低下した。なんとか直せないかと思ったが、無理だった。何をしても効果がなかった。
マルシャ勢に抜かれた時、勝つのは無理だなと思った。彼らにどんどん引き離されていった時、入賞なんかできるわけがないと思った。
でも今週末の自分の仕事には満足している。精いっぱいの走りをしたし、決勝でチームメイトより速かった。マシンにもいい感触を持っていた。チームにとってポジティブな週末だったとはいえないけれど、すぐに巻き返すよ。