「ホンダは最高のエンジンを作るため、必死に努力している」とトロロッソ復帰のクビアト
2019年2月12日
スクーデリア・トロロッソの2019年型マシンSTR14発表に際し、同チームに復帰したダニール・クビアトは、パッケージの力を最大限に引き出すため、全力を尽くすと語った。
トロロッソはドライバーラインナップを一新、2017年終盤までレッドブルファミリーの一員だったダニール・クビアトを呼び戻した。現在24歳、ロシア出身のクビアトは、2014年はトロロッソ、2015年から2016年第4戦までレッドブルで走った後に再びトロロッソに戻ったが、2017年第17戦アメリカGPを最後にシートを失った。2018年にはフェラーリF1でシミュレーター作業を担当、2019年にトロロッソからF1の現場に復帰するチャンスをつかんだ。
「僕らがどの位置までいけるのかはまだ分からない。ただ、ライバルたちと同様に、僕らもベストなパッケージをまとめ上げるために努力している」とクビアトは語る。
「僕としては、自分と自分のパフォーマンス向上のためにできる限りのことをすることが何より重要だと考えている」
「僕はチームのメンバーを信頼している。彼らは確信をもって仕事に取り組んでいるんだ。僕も担当エンジニアと一緒に、チームから与えられたパッケージから最大の力を引き出すために、全力を尽くすつもりだよ」
「全員が高いモチベーションを持って、集中して仕事に取り組んでいるので、いい状態だと思う。彼らのそういう姿を見ると、今後に向けて大きな自信を感じることができるんだ」
クビアトがトロロッソにいた時期にはルノーのパワーユニット(PU/エンジン)が使用されていたが、2018年からチームはホンダのパワーユニットに変更している。2018年シーズン終了後のアブダビテストでクビアトはトロロッソ・ホンダを走らせ、ホンダのパワーユニットとスタッフに接する機会を持った。ホンダの第一印象について聞かれたクビアトは、次のように語っている。
「彼らの取り組み方を近くで見てきた。とてもモチベーションが高いことが分かったよ。チームは最良のエンジンを必要としている。そしてホンダは可能なかぎり優れたエンジンを作るため、必死に努力し、懸命に作業にあたっているんだ」
「ひとつの組織として働く上で、互いをプッシュし合い、常にできる限り高い目標を目指している状態であることは、とても助けになるだろう」
(autosport web)
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