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ピレリ「乾いていく路面の中、ピットストップのタイミングが極めて重要に」

2016年7月11日

2016イギリスグランプリ 決勝
直前の豪雨後、乾いていく路面コンディションの下、セーフティーカー先導で決勝がスタート
シーズン中でも屈指の厳しいサーキットで、Cinturatoブルー・フルウェット、Cinturatoグリーン・インターミディエイト、P Zeroスリックタイヤが使用された


2016年7月10日、シルバーストン


 メルセデスのルイス・ハミルトンが、ピレリの3種類のコンパウンドを使用して、母国グランプリ4勝目を挙げました。今年のイギリスグランプリ決勝は、スタート15分前の豪雨により、全ドライバーがCinturatoブルー・フルウェットタイヤを装着して、セーフティーカー先導で開始されました。
5周後、セーフティーカーが退くと同時に、多くのドライバーがCinturatoグリーン・インターミディエイトへと交換しましたが、上位勢は、その後のバーチャル・セーフティーカー周回を活用してインターミディエイトへ交換しました。


 インターミディエイトよりもスリックタイヤでの走行が速くなるクロスオーバーポイントは、全52周中の15周から18周の間に訪れました。フェラーリのセバスチャン・ベッテルが最初にスリックタイヤへ交換しました。状況に即したタイヤを使用することで大きなゲインを得られる可能性があったことから、ピットストップのタイミングが極めて重要になりました。決勝がウェットコンディション下でのスタートとなり、2種類のスリックコンパウンド使用義務は無くなりました。


 レースの中盤まで、全ドライバーが全く同じタイヤの使用方法(フルウェット – インターミディエイト – ミディアム)を採る珍しい展開になりました。大半のドライバーがミディアムで最後まで走り切り、2ストップが主流のレースとなりました。トップ10も2ストップ戦略を採用し、トップ3は、終始10秒以内の差の中で競い合っていました。3ストッパー中の最上位ドライバーは、終盤にソフトタイヤを使用したウィリアムズのフェリペ・マッサでした。


ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「ずっと懸念されていた雨がスタート直前に現実のものとなり、特に、長くセーフティーカーが導入されたことでレースの様相は一変し、タイヤ戦略にも影響が及びました。スタート後、乾いていく路面上で、全ドライバーが、フルウェットからインターミディエイト、そしてスリックへとタイヤ交換を行うことになり、ピットストップのタイミングが極めて重要になりました。イギリス特有の天候と多彩なコンディションの下、終始接戦が繰り広げられましたが、ドライバーたちはチェッカーフラッグまでプッシュし続けることができていたと思います」


インフォグラフィックスで見る2016イギリスグランプリ決勝1
インフォグラフィックスで見るイギリスGP決勝1

インフォグラフィックスで見る2016イギリスグランプリ決勝2
インフォグラフィックスで見るイギリスGP決勝2

コンパウンド毎のラップタイム上位:
ミディアム
1 ロズベルグ 1分35秒548
2 アロンソ 1分35秒669
3 ハミルトン 1分35秒771


ソフト
1 マッサ 1分36秒141
2 マグヌッセン 1分37秒619


フルウェット
1 ハミルトン 1分56秒218
2 ロズベルグ 1分58秒586
3 フェルスタッペン 1分59秒064


インターミディエイト
1 フェルスタッペン 1分47秒479
2 ハミルトン 1分50秒649
3 リカルド 1分51秒040


最長スティント:
ミディアム 37周(ベッテル)
ソフト 13周(マッサ)
フルウェット 7周(ロズベルグ、エリクソン、ペレス、ナッセ、フェルスタッペン、ハミルトン)
インターミディエイト 12周(アロンソ、マグヌッセン、グティエレス、ヒュルケンベルグ、サインツ)


Truthometer:
雨によって戦略予測は白紙の状態となり、ドライバーたちは、路面の乾きにともなって変化する路面コンディションへの対応に迫られていました。ハミルトンは、スタート後もトップを維持し、7周目にインターミディエイトへ、17周目にミディアムへと交換しました。



(ピレリジャパン プレスリリース)




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