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新型コロナウイルス危機で「F1は非常に脆弱な状態」に。予算上限は約163億円に引き下げ成立か
2020年4月7日
マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンは、F1が現在の状況に“積極的に”対処しなければ、新型コロナウイルス危機がいくつかのチームの存在自体を脅かす可能性があると述べている。
2020年シーズンがまだ開幕できていないことから、ブラウンは、各チームの収益は大きく下落する見込みであり、それによりF1は“非常に脆弱な状態”に陥っていると考えている。
また彼は月曜日に他チームの代表たちとミーティングを行い、今後について、また、来年課される1億7500万ドル(約190億円)の予算制限額の引き下げを含むコスト削減の手法について、話し合うことになっている。
「各チームにとって壊滅的な影響が出る可能性がある。そしてもし大きな影響がチームに及んだら、2チームを超えることはないだろうが、F1全体にとっては非常に大きな脅威だ」とブラウンは『BBC』に語った。
「現在世界で起きていることを通して見えることは、もしこの状況に我々が真っ正面から全力で取り組まなければ、2チームが消滅するということではないだろうか? 間違いない。実のところ、適切なやり方で対処されなければ、4チームが消滅することになると私は見ている」
「そしてF1チームの立ち上げにかかる時間と、現在直面している経済と健康の危機を考慮すると、これまでにもあったように、そうしたチームを買収する人々が現れるのではないだろうか。その点からすればタイミングが悪くなるとは思わない」
「F1は現在のところ、非常に脆弱な状態にあると考えている」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより2020年シーズン序盤の8レースが中止や延期に追い込まれ、F1はこの危機による財政面の影響をチームが緩和できるように、一連のコスト削減策を打ち出した。2021年に予定されていた大幅なレギュレーション変更は2022年まで延期され、また2020年型シャシーのデザインを2021年まで持ち越すことになった。
ブラウンは、F1のすべてのチームが2021年の予算制限上限を1億5000万ドル(約163億円)に引き下げることで合意したと主張しているが、さらなる削減が必要だと考えているという。
「全チームが1億5000万ドル(約163億円)で合意した。それに大規模チームをひとつ含む大多数のチームが、1億5000万ドルから大幅に引き下げることに前向きだ」
「もし十分に積極的な予算制限を行わなければ、『今年は最大限の予算を注ぎ込まなければ』と考える者がでてくる。そしてその予算を取り戻すチャンスを失うのだ。そうなれば彼らは自問自答するだろう。『なぜ他チームは賛成したのだろう?』と」
「F1に参戦する者は、誰もが数字を合わせるためだけに参戦しているのではない」
ブラウンは、もし予算制限の上限が1億ドル(約109億円)になれば、F1の小規模チームが現在の逆風を乗り切るのに大いに役立つだろうと感じているが、より現実的な目標は1億2500万ドル(約131億円)にすることだという。
しかし、さらなる上限の引き下げは、すでに1億5000万ドル(約163億円)をはるかに下回る予算で運営している小規模チームを助けることにはならないという意見も出されている。
F1の中団チームの大半から支持を得ていることを確信するブラウンは、月曜日にはチーム代表同士の議論が白熱することを予想している。
「いくつかのチームは競技上の関心を大義よりも優先させており、我々がF1を危機にさらしているという点を見逃している。そうしたら我々全員が負けてしまうだろう」
「割合がある。50対50ではだめだ。80対20くらいだろう。現実には80パーセント(のチーム)が残っていれば、我々は生き残れる。だが20パーセントでは生き残ることはできない」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 15 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 268 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 212 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 154 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 79 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 20 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 1 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 0 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |