F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

GPDA会長のブルツ、2021年導入の18インチタイヤは「ドライバーへの利益がない」と批判

2019年10月23日

 GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の会長を務めるアレクサンダー・ブルツは、F1が2021年から18インチのホイールを導入することについて、これはマーケティング上の理由だけで判断されたもので「ドライバーには何の利益ももたらさない」と酷評した。


 F1は、10月末に2021年に導入される新しいレギュレーションの内容を公表する予定だ。そのなかで、すべての関係団体が既に合意している新ルールのひとつが、ホイール径を13インチから18インチへ変更することで、この件はF1公式タイヤサプライヤーのピレリが働きかけてきた。


 新スペックのホイールとタイヤは、ルノーF1チームの協力により9月にポール・リカール・サーキットで初めてテストされた。リザーブドライバーのセルゲイ・シロトキンが、F1の次世代タイヤを履かせたミュールカーに乗り、マイレージを稼いだ。


 元F1ドライバーであるブルツは、変更の理由を理解したうえで、これは単なる商業的な判断であり、ハンドルを握るドライバーたちの仕事には何の実質的な価値ももたらさないばかりか、既に十分重いF1マシンの重量をさらに増すことにしかならないと考えている。


「不均衡につながる商業判断だと言える」と、ブルツはドイツの『Motorsport-Magazin』で主張した。


「導入される18インチのホイールがそれだ。商業的な利益と引き換えに、マシンの重量が25kgから27kgほど増えてしまうのだから、ドライバーたちは不満を持っている。彼らに何の利益ももたらさない」


「空力面では多少シンプルになるだろうが、大した話ではない。マシンが相当重くなってしまう。恩恵があるとすればマーケティング面だけだろう」


 実際のところ、18インチのタイヤは自動車業界のトレンドを踏まえており、マシンの見栄えは良くなる。だがブルツは、レースの興奮を増すことなく単にタイヤの見た目を変えただけでは、F1のセールスポイントにはならないと述べている。


「ヘイロー導入当時、これでF1人気は下がってしまうだろうと考えた多くのジャーナリストやファンから、私は“ミスター・ハロ”と呼ばれた」とブルツは語った。


「しかし、ハロで何人かのドライバーの命が救われ、F1人気が下がることもなかった。我々はハロに慣れていった」


「私はマシンのデザインを非常に重視している」とブルツは付け加えた。


「たとえ19インチであれ13インチであれ、スタイリッシュに設計されたマシンがスリリングなレースを展開するならば、タイヤが主なセールスポイントではないということだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




レース

5/24(金) フリー走行1回目 20:30〜21:30
フリー走行2回目 24:00〜25:00
5/25(土) フリー走行3回目 19:30〜20:30
予選 23:00〜
5/26(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※エミリア・ロマーニャGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン161
2位シャルル・ルクレール113
3位セルジオ・ペレス107
4位ランド・ノリス101
5位カルロス・サインツ93
6位オスカー・ピアストリ53
7位ジョージ・ラッセル44
8位ルイス・ハミルトン35
9位フェルナンド・アロンソ33
10位角田裕毅15

チームランキング

※エミリア・ロマーニャGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング268
2位スクーデリア・フェラーリ212
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム154
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム79
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム44
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム20
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位ウイリアムズ・レーシング0
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第8戦モナコGP 5/26
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP