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【F速プレミアム】王者フェルスタッペンの戦い:圧勝の裏でチーム全員がヒヤリとした瞬間

5月2日

 F1第5戦中国GPで通算58勝目をあげたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。圧倒的な走りを示したが実際のレース中に3回危ない場面があったという。F1スイス在住のF1ジャーナリスト、マチアス・ブルナーがレース週末を語る。
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 F1が上海インターナショナル・サーキットを訪れるのは、2019年以来のことだった。また、様々な議論がある新スプリントフォーマットも、ここで初めて実施された。だが、開催地がどこであろうと、どんなフォーマットが用いられようと、マックス・フェルスタッペンの群を抜くパフォーマンスに変わりはなかった。

 スプリント予選は、刻々と変化する風と空模様もあって慌ただしいものとなり、現世界選手権王者は4番手グリッドを確保するにとどまった。ポールポジションはランド・ノリス、これにルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソが続いた。

 しかし、マックスは落ち着き払っていた。「すごくトリッキーなコンディションで、まるで氷の上を走っているような場面もあった。リヤタイヤの温度を上げることができなくてね。4番手は当然の結果だったとも言える」

 スプリントでも、彼はトラブルに見舞われた。「バッテリーからの出力が正常値より低かったんだ。でも、幸いなことに、ピットから助言を受けながらステアリングホイールのダイヤルで設定を変えて、修正することができた。4周か5周後には、すっかりいつもの状態に戻っていたよ」


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