【】ルクレール、ハードタイヤでのペース不足に苦しむ「0.5秒も遅いのは普通じゃない」フェラーリ/F1中国GP
4月22日
2024年F1中国GP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは4位、カルロス・サインツは5位という結果だった。
フェラーリは「DRSトレインに引っ掛かることなくふたりの順位を上げることを目指して戦略を立てた。しかしどちらも良いスタートを切ることができず、ジョージ・ラッセルに追い抜かれて、事態が複雑になった」と述べている。
サインツは序盤のミディアムタイヤに苦労したため、早めにハードに交換。ルクレールはバーチャルセーフティカー中にピットストップを済ませることができた。ふたりとも1ストップで走り、グリッドよりポジションを上げてフィニッシュしている。
フレデリック・バスール代表は「ふたりとも2回ストップ戦略で走らせる予定だった」と語った。
「シャルルはミディアムでうまくスティントを伸ばし、バーチャルセーフティカーが出たために、1ストップに変更することにした。カルロスはセーフティカー直前にタイヤ交換を済ませていたが、彼についても1回ストップに変更した。そのため、終盤は保守的な走りをしなければならなかったものの、今日可能な最善の結果を持ち帰ってくれた」
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=4位(56周/56周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
チームとして今日のリザルトに完全に満足することはできない。上海を終えた今、集中すべきことがふたつある。ひとつは予選トリム、もうひとつはハードタイヤでのペースだ。今日は、ハードでのペースに主に苦しんだ。
セーフティカーまでは戦略もパフォーマンスも強力だったが、結局全員が同じ戦略になってしまったし、僕たちは他よりもハードタイヤでスピードを発揮することに苦しんだ。
重要なのは今後のアップグレードだ。それがシーズンの今後進むべき方向を決定することになるだろう。
(レース後にメディアに対して語り)今年初めからこのマシンの強みは、すべてのタイヤで、どんなコンディションでも堅実なパフォーマンスを示すことだった。だから、今日、ハードタイヤでペースがなかったことは少し不思議なんだ。
ハードを履いた瞬間に、0.5秒もタイムが遅くなった。かなり奇妙なことだ。ランド(・ノリス/マクラーレン)と戦うことになると思っていたんだけどね。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=5位(56周/56周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
チャレンジングなトラックで過ごしたこの週末、レースでも苦労した。最初のいくつかのコーナーが理想とは程遠く、トラフィックもあったため、早めにピットストップをしてハードタイヤに交換することを決めた。
するとその数周後、セーフティカーが出て、そこで僕たちはステイアウトし、最後までそのタイヤで走り切り、5位でフィニッシュした。
全体的に予想よりも苦戦したし、今日の結果は望んでいたものではない。マイアミに向かう前にあらゆることを見直すつもりだ。次戦では、これまでのグランプリでのような調子を取り戻せると確信している。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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