2024年F1第3戦オーストラリアGP カルロス・サインツ(フェラーリ)が優勝

【】手術から16日のサインツが今季初優勝「人生はまるでジェットコースター」フェラーリが最大ポイントを稼ぐ/F1第3戦

3月24日

 2024年F1オーストラリアGP決勝で、フェラーリのカルロス・サインツがキャリア3回目、今季初の優勝を飾り、シャルル・ルクレールが2位に続いた。フェラーリがワンツーを飾ったのは2022年バーレーンGP以来のこと。ルクレールはファステストラップを記録し、フェラーリは最大ポイントの44点を獲得した。

 サインツは2番グリッドからスタートし、2周目にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)をパスしてトップに立った。その後、最後までレースをリードして優勝を飾った。サインツは16日前に虫垂炎の手術を受けたばかりだった。4番グリッドスタートのルクレールは、アンダーカットを成功させてランド・ノリス(マクラーレン)の前に立ち、2位をつかんだ。

カルロス・サインツとシャルル・ルクレールがワンツー
2024年F1第3戦オーストラリアGP フェラーリのカルロス・サインツとシャルル・ルクレールがワンツー

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=1位(58周/58周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

 ジェットコースターのような週末だった。最高にうれしい。1周目からマシンの感触が良く、マックスをオーバーテイクした後、フリーエアを得た。それによって強力なペースで走り始めることができて、最後までリードを保ち、シーズン初優勝を挙げることができた。

 大クラッシュを喫したジョージ(・ラッセル/メルセデス)が無事だったのもよかった。

 チームは週末を通して素晴らしい仕事をしたので、ワンツーに値する。彼らはFP1からレースのファイナルラップまでとても良くやった。完璧なレースを実行し、戦略をうまく決めたし、メカニックたちは毎回、驚くほど正確で迅速なピットストップ作業をしてくれた。皆におめでとうを言うよ。この勢いを日本でも維持しよう。バモス!(注:「さあ、行こう」の意味)

(レース直後に語り)人生は時にクレイジーだ。今年の初めに起きたこと(注:フェラーリとの契約を延長しないことが決まったこと)、バーレーンでの表彰台、虫垂炎、そこから復帰、そして優勝。まるでジェットコースターだよね!

カルロス・サインツ(フェラーリ)
2024年F1第3戦オーストラリアGP カルロス・サインツ(フェラーリ)

カルロス・サインツ(フェラーリ)が優勝
2024年F1第3戦オーストラリアGP カルロス・サインツ(フェラーリ)が優勝

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=2位(58周/58周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード

フェラーリのカルロス・サインツとシャルル・ルクレールがワンツー
2024年F1第3戦オーストラリアGP フェラーリのカルロス・サインツとシャルル・ルクレールがワンツー

 チームにとって本当に良い週末になった。ワンツー・フィニッシュとファステストラップで最大のポイントを獲得し、これ以上ない結果を出した。

 カルロスは今日堅実な仕事をした。僕の話をすると、ファーストスティントはうまくいき、ピットストップでランドの前に出ることができた。最初のハードタイヤでは少しグレイニングに苦しんだけれど、最終スティントの2セット目のハードではペースが良くなり、ランドとのギャップをうまく管理することができた。

 今シーズン最初の3週間で、僕たちはポテンシャルを最大限に発揮した。すごくいい気分だし、これはチームがこの数カ月取り組んできたハードワークを示す結果だ。

フェラーリのカルロス・サインツとシャルル・ルクレールがワンツー
2024年F1第3戦オーストラリアGP フェラーリのカルロス・サインツとシャルル・ルクレールがワンツー



(autosport web)