2024年F1第1戦バーレーンGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

【】ルクレール、予選最速タイムを記録もポールにつながらず「Q1のタイヤ戦略が影響」フェラーリ/F1第1戦

3月2日

 2024年F1バーレーンGPの予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは2番手、カルロス・サインツは4番手だった。ルクレールのQ3タイムは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のポールポジションタイムと0.228秒差だった。しかしルクレールの予選自己ベストタイムは、Q2でマークした1分29秒165で、これは予選全体のファステストタイムだった。

 ルクレールは、Q1で2セットのソフトタイヤを使用した。最初のタイムが十分でないかもしれないと考えたチームは、ルクレールを再度コースに送り出した後、ノックアウトの危険がないと分かった時点で、アタックを中止させた。Q2では最初のアタックはユーズドソフトで、2回目は新品ソフトで走行。Q3で、ルクレールはまず、Q1で使用したソフトタイヤで走り、最後のアタックで新品ソフトを導入したが、自身のQ2タイムにはおよばず、予選2番手となった。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2024年F1第1戦バーレーンGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 4番手(1分31秒094:ソフトタイヤ/17周)
予選 2番手(Q1=7番手1分30秒243:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分29秒165:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分29秒407:ソフトタイヤ)

 トリッキーな週末を過ごしてきたが、良い予選になった。フリープラクティスでいくつかのことを試し、予選でスイートスポットが見つかった。

 Q3ではまずユーズドタイヤで走り、その後、新品セットに交換した。でも最初にユーズドを履いたことがリズムに少し影響した。それでも、去年の開幕時に比べると、良い状態だと感じる。

 レースペースに関して自分たちがどの位置にいるのかは、これから確認しなければならない。レッドブルは相変わらず、その他よりも一歩先を言っているようだ。でもチャンスがあれば必ずつかみにいくよ。

(予選後にメディアに対して語り)少しがっかりしている。Q1は少しトリッキーで、ソフトタイヤを2セット投入し、それがQ3に少し影響した。

 Q2で僕が出したタイムは、マックスがQ3で出したタイムとほぼ同じだった。つまり、このマシンにそれだけの速さはあったということだ。

 でもQ3でユーズドC3(タイヤ)を使ったことで、リズムを少し失った。その後、新品タイヤに適応しなければならないなかで、リズムを崩してしまったんだ。とはいえ、全体的に見れば、ポジティブな予選だったけどね。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 1番手(1分30秒824:ソフトタイヤ/18周)
予選 4番手(Q1=1番手1分29秒909:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分29秒573:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分29秒507:ソフトタイヤ)

 とてもタイトなセッションだった。でも、全体的に見れば、シーズン最初の予選としては悪くなかったよ。Q3ですべてをうまくまとめあげることができなかった。それでも4番手は明日のレースのスタート位置としてまずまずだ。

 テストを見る限り、昨年初めに比べればレースペースが改善したと自信を持っている。明日レースを走り、ペースにおいて自分たちがどの位置にいるのかを確認するのが楽しみだ。良いレースでシーズンをスタートしたいね。

カルロス・サインツ(フェラーリ)
2024年F1第1戦バーレーンGP カルロス・サインツ(フェラーリ)


この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)