【】ノリス、17番手から5位「一番楽しかったのは“レイトブレーキング王”リカルドとのバトル」マクラーレン/F1第20戦
10月31日
2023年F1メキシコシティGP(メキシコGP)決勝で、マクラーレンのランド・ノリスは5位、オスカー・ピアストリは8位で、ダブル入賞を果たした。
予選Q1で本来のタイムを出せずに17番グリッドとなったノリスは、スタート時にソフトタイヤを選択、14番手まで上がったところで11周目にピットストップを行い、18番手から再び上を目指した。8番手走行中、赤旗前のセーフティカー時にピットストップを行い、最終スティントは10番手スタートとなった後、リスタートの周に14番手にまで後退。しかしそこからオーバーテイクを繰り返して、最終的に5位をつかんだ。
ピアストリは7番グリッドからファーストスティントを好調に走り、赤旗後のリスタート時は6番手。ひとつ順位を下げた後、後方の角田裕毅(アルファタウリ)とのバトルになり、接触が起きた。ピアストリの方はインシデント後もポジションを維持することができ、チームメイトを前に出して、最終的に8位でフィニッシュした。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(71周/71周)
17番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ミディアム
とてもいいレースだった。スタートからフィニッシュまで、すごくいいペースで走れたし、みんなと違う戦略も完璧に機能した。僕らにとって最高の一日だったね。レースペース、オーバーテイク、レースマネジメントという点では、過去一番の日曜日のひとつだったかもしれない。昨日の状況からうまく立て直して、それを最大限に生かせた。このチームと自分のドライブに大満足だよ。
(レース後のインタビューで語り)14番手に落ちたところから5位まで上がり、その過程でジョージ(・ラッセル)、アレックス(アルボン)、ダニエル(・リカルド)と戦った。速くて賢いドライバーたちが相手だったんだ。彼らをすばやくオーバーテイクすることで、5番手まで上がることができた。
(どのオーバーテイクが一番楽しかったかと『Sky Sports F1』に聞かれ)ダニエルをオーバーテイクした時かな。彼は“レイトブレーキング王”だからね。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=8位(71周/71周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム
タフな日曜だったね。コース上で何度となくバトルを仕掛けられ、その意味では面白かったけど、シンプルで楽なレースではなかったことは確かだ。ペースはまあまあといったところで、赤旗の後はより一層タフな状況になった。バトルを繰り返したために、タイヤの面で苦しかったことは間違いないし、少しダメージもあって厳しかったんだ。今回もポイントを持ち帰れたのは良かったが、ブラジルに向けて見直すべきこともいくつかある。
(autosport web)
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