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【】ホンダ辛口コラム F1第6戦:予想できないタイヤトラブルでワンツーフィニッシュが台無しに

6月14日

 ホンダがパワーユニットを供給しているレッドブルの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レッドブル・ホンダの走りを批評します。今回はF1第6戦アゼルバイジャンGPの週末を辛口の視点でジャッジ。

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 美しきイタリア。最高のワイン、美味な料理、フレンドリーな人々、見事なモニュメント、美しい風景を持つ国。だがタイヤを作らせたら最悪だ。タイヤはマシンと地面をつなぐ唯一の部品だ。いったい誰が、モーターレースで最も重要な部品の供給をイタリアの会社に任せることが賢明だと判断したのだろうか?

 70周走り続けてもデグラデーションが出ないタイヤが手に入るとか、コンパウンドの組み合わせによって決勝で戦略のバリエーションが広がって、終盤にエキサイティングな展開がもたらされると期待したのかもしれない。だが、実際は、誰も理解できないタイヤで、誰ひとり予想しないタイミングで劣化し、サーキットの最高速の箇所で時々壊れてしまうようなシロモノだ……。

 ピレリはランス・ストロールとマックス・フェルスタッペンに起きたタイヤトラブルの原因について調査中の段階だ。だから詳細な報告が発表されるまでは、何かを結論付けることは避けよう。とはいえ私はあまり期待していない。2005年のインディアナポリスでの一件で、ミシュランは自身の過失を認めた。だが、ピレリがトラブル発生の際に完全に自分たちのミスを認めたことがあるだろうか。私の記憶では、ない。なので、彼らが発表するのは結論のはっきりしない報告書だと予想している。


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