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【】リカルドのレース日録:競争力を取り戻したルノーで、本来の笑顔を取り戻す

7月26日

 F1の現場で笑いが湧き起こったり、騒ぎが起きていたなら、その中心にダニエル・リカルドがいることはほぼ間違いない。

 リカルドはF1界の“道化師”であり、人生を深刻に考えることなく、常に仲間のドライバーたちやメディアやファンとふざけ合うことばかり考えているように見える。ひとたびマシンに乗りこめば、もちろん全く別の姿を見せる彼だが、そうでない時には予測不能な行動をとり、時には危険に思えることもあるほどだ。

 2019年シーズンをいい形でスタートできなかったリカルドだが、カナダはターニングポイントになったといえるだろう。ルノーが“ベスト・オブ・ザ・レスト”のポジションにつき、リカルドはマシンを信頼して走っているようだった。予選では4番手という素晴らしい結果を出して、ピエール・ガスリーやバルテリ・ボッタスより前の位置を確保した。


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