2015.12.29

メルセデスと比較でみる最速タイムと最高速


「これから」のために走ったフェルナンド・アロンソ。3番手のベストタイムには、ある現状での成果と今後の課題が凝縮されている
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(c)LAT
 記録から読み解く2015年のF1。今回は4メーカーの各パワーユニットを搭載する4チームの決勝ファステトラップラップと、最高速の推移に注目する。

 数字は各チーム2台のファステストタイムの平均値から算出した。フェラーリは依然としてメルセデス勢との差があるものの、5戦でシルバーアローを上回るなど、昨シーズンからその差をかなり縮めている。ルノー製パワーユニットを搭載するレッドブルはモナコやシンガポールなど、シャシー性能の活きるサーキットでアドバンテージを築いた。

 一年を通して厳しい戦いを強いられたマクラーレン・ホンダはやはりメルセデスとの差が大きいものの、終盤戦にかけてはわずかながらタイム差も縮まっており、最終戦のフェルナンド・アロンソはファステストをマークしたルイス・ハミルトンに0.279秒差の総合3番手タイムを記録している。

 最高速に関してもファステストタイムと同様の傾向が見て取れるが、来年の上位進出を狙うマクラーレン・ホンダはシャシーとパワーユニットの両面で大幅な改善を果たす必要があると言えるだろう。

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