【】リカルド、トラックリミット違反でQ1敗退「18番グリッドはつらい」代表も「飲み込みづらい現実」と落胆/F1第3戦予選
3月23日
2024年F1オーストラリアGPの予選で、RBのダニエル・リカルドは18番手という結果だった。リカルドはQ1最後のアタックで1分17秒466という、余裕でQ2に進めるタイムを記録したが、ターン5でトラックリミット違反を犯したとみなされ、このラップが取り消され、Q1敗退となった。
チーム代表ローレン・メキースは『Sky Sports』に対して、リカルドのQ1敗退について次のように語った。
「この状況を飲み込むのは非常に難しいが、これが現実だ。ダニエルはとても良い仕事をしていた。あのラップは今週末の自己ベストになっただろうし、トップ10に近づけたはずだ」
「ターン5で少しだけワイドになった。ほんの何センチかだけ、コースを外れたのだ。飲み込むのは難しい出来事だが、仕方がない。ポジティブな面を見ると、彼はこの週末のほとんどで、マシンに完全には満足していなかったが、予選では良い状態に近づいていた。明日のレースではもっとパフォーマンスを引き出せるはずだ」
■ダニエル・リカルド(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
FP3 18番手(1分17秒963:ソフトタイヤ/20周)
予選 18番手(Q1=18番手1分18秒085:ソフトタイヤ)
ターン4でスライドしたことは分かっている。マシンを限界に近づけようとして戦っていたが、そのラップで少しワイドになった。コーナー出口で思っていた以上に縁石を使ってしまった。でもそれでコースから外れるかどうかは分からなかったけどね。ターン5とターン6を走るころにはそのことを忘れていて、ガレージに戻る時に、そのラップが抹消されたと(レースエンジニアの)ピエール(・ハメリン)から聞いて知った。
サウジの週末の後、チームは膨大な作業を行い、ここには新しいパーツを持ち込んで、それが改善をもたらしているように見える。ラインを越えた時、全力を尽くし、すべてを出し切ったと感じた。あのラップには満足していたんだ。でもストップウォッチでの位置を見ると、少し懐疑的になるね。あのラップでもまだ遅かったんだ。
長年予選ラップを何周も走ってきたので、自分の位置は分かる。僕たちにはまだ何かが欠けているのだと思う。週末を通していくつかの困難に直面してはきたけれど、特別に何かに苦労しているというわけではない。マシンの感触をつかみ、バランスやブレーキングは快適だ。だからこそこのグリッドポジションになったことが本当につらい。
明日は長いレースになるだろう。2回ストップになるだろうから、多少チャンスが高まるんじゃないかな。少し怒りが収まった気がする。ドライバールームで何かが壊れて、その後にはさらに気分が良くなると思うよ。
(autosport web)
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