おしゃべりではないが、口下手でもない。ちょっと無愛想なダニール・クビアトの言葉は、不思議と心にするっと入ってくる
F1にデビューして、最初の相棒となったのはトロロッソのエンジニア、マルコ・マタッサ。ふだんはイタリア語で話すふたりが、わざと「Mate」と呼びあうときには、一緒になって悪戯するような可笑しさが漂う
ハンガリーGPで初表彰台。2年目でのレッドブル抜擢は、幸運とは言い切れない茨の道でもあった。これからだって楽になることはないだろうが、クビアトが存分に走る姿は、いつも爽快だ