【】移籍の可能性を問われたフェルスタッペン。直接的な回答を避けるも「実力を発揮している限りチームを離れる理由はない」
3月7日
マックス・フェルスタッペンは、父親でありマネージャーでもあるヨス・フェルスタッペンと、レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーが公に衝突した後、メルセデスへのセンセーショナルな移籍の可能性を否定しなかった。
元F1ドライバーのヨスは公然とホーナーの辞任を求め、「彼が残留すればチームは崩壊する」と主張した。多くの事情通は、ヨスの計画は2026年シーズン開幕前に息子のマックスがレッドブルを離れ、メルセデスへ移籍できるよう条件を整えることだと解釈している。
レッドブルからメルセデスに乗り換える可能性について尋ねられたフェルスタッペンは、直接的な回答を避けることを選んだ。フェルスタッペンは「実際のところ、ルイス(・ハミルトン)がフェラーリに移籍するなんて誰も想像していなかったし、見てもいなかっただろう」と念を押した上で、次のように説明した。
「僕の人生において、それはF1などに限ったことではない。人生一般のことだ。何が起こるか、自分に何がやって来るか、自分の周りで何が起こるか、何が自分に影響を与える可能性があるか、決してわからない」
「100%そうだとは、決して言えないものだ。僕は自分の人生にそのように向き合っているけれど、そのことについてあまり考えることはない。さっきも言ったように、僕はとてもリラックスしているし、チームにとても満足している。パフォーマンスは出ているので、去る理由はない」
一方で3度の世界チャンピオンであるフェルスタッペンは、レッドブルが“爆発する”可能性を軽視しており、「分からないけれど、そうならないことを願っているよ!」と笑って答えた。
「そうなるはずはない。ここは強力な企業であり、強力なチームであり、強力なチームメンバーがたくさんいる。だから普通ならそうはならない」
ホーナー、エイドリアン・ニューウェイ(レッドブルのチーフテクニカルオフィサー)、もしくはヘルムート・マルコ(レッドブルのモータースポーツコンサルタント)がレッドブルを離脱した場合、フェルスタッペンが自由にチームを離れることができると言われていることを考えると、ヨスの動きの理由は、レッドブルの2026年型パワーユニットの開発が遅れていることにあると多くの人々が考えている。
新しいパワーユニットに対する自信について尋ねられると、フェルスタッペンは次のように認めた。
「それを知ることは不可能だ。継続して作業が進められている。多くの人たちがエンジンに懸命に取り組んでいることは知っているし、その進歩を信頼している。一旦エンジンの準備ができれば、速いエンジンになるだろう」
「もちろん、2026年以降のことはともかく、新しいレギュレーションに多少の疑問符はつくけれど、契約書にサインしたときにそのことは分かっていた」
「彼らが僕のキャリアのなかでしてくれたことを僕は理解している。もちろん、このチームに残る意志は絶対にある。本当に楽しんでいるし、チーム内でとても満足しているんだ。パフォーマンスを発揮している限り、離れる理由はない」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(Grandprix.com)
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