【】ベッテル、劇的な3位奪取で2020年初表彰台「ドライタイヤに替えていれば勝てたかもしれない」フェラーリ【F1第14戦】
11月16日
2020年F1トルコGP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは3位だった。
ウエットコンディションのこの日、ベッテルは11番グリッドからウエットタイヤでスタート、58周のレースを8周目、33周目にインターミディエイトに交換する2回ストップで走った。
終盤、2位セルジオ・ペレス(レーシングポイント)をシャルル・ルクレールとベッテルが追う展開になった。最終ラップ、ミスをしたペレスをルクレールがパスしたがロックアップ、ペレスがポジションを取り戻し、ベッテルもルクレールを抜いて3位に上がった。ベッテルにとっては2020年シーズン初の表彰台となった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=3番手
何かが起こり得る、特別なレースというものがある。今日のレースで、僕とここイスタンブール・パークには特別な絆があることが分かった。
ここで僕のF1キャリアが改めてスタートしたという言い方もできる。今年は難しいシーズンを送ってきたが、今日、今季初の表彰台を達成することができた。
1周目はすごかったよ。ヘビーウエットタイヤでもグリップがとてもよくて、いいスタートを切ることができた。インターミディエイトに交換したら、少し苦労するようになったけどね。コース上の水が少なくなったことも助けになり、終盤はとてもいいペースで走ることができた。最後の数周、(2位争いをしている)シャルルとペレスに追いついた。
シャルルはレーシングポイントをオーバーテイクしたけれど、ターン12でロックアップしてしまった。それで僕はイン側に入りこんだ。2位まであと少しだったんだけどね。
シャルルは残念だったね。彼が自分自身に怒る気持ちはよくわかる。多くの面で、彼には僕に似た部分があると思っているんだ。でも彼はとても強い人だから、今日という日のことからすぐに気持ちを切り替えることができるだろう。彼が素晴らしいレースをしたことは事実なんだ。
(レース後の会見で語り)ハードで長いレースだったけど、楽しかった。でも表彰台に上れたことには少し驚いている。セルジオにかなり接近した。彼はタイヤがほとんど残っていなかったようだ。
残り20周ぐらいのところで、ドライタイヤに替えることを考えていた。路面はそういう状態に近づいていたし、その時履いていたタイヤが摩耗していたからね。結局、最後に雨がぱらついたぐらいで、本格的に降ることはなかった。ドライタイヤを履きたかったね。そうすれば勝つチャンスがあったかもしれない。それでも3位に満足しているけどね。
(autosport web)
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