【】ホンダが両セッション最速、幸先良い初日に「4台が順調に走行し、難路面で重要なデータを収集」と田辺TD【F1第14戦】
11月14日
2020年F1トルコGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=1番手/2=1番手、アレクサンダー・アルボンはフリー走行1=2番手/2=5番手だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトはフリー走行1=6番手/2=6番手、ピエール・ガスリーはフリー走行1=4番手/2=7番手という結果だった。
2011年以来のグランプリ開催に備えてインタンブール・パーク・サーキットでは路面舗装が新しく施され、フリープラクティス前に清掃のために水が撒かれたことも影響し、路面が非常に滑りやすい状態のなか、走行がスタートした。
FP1でホンダ勢はトップ6のなかに全4台が入った。フェルスタッペンはトップ/1分35秒077(ハードタイヤ)、アルボンは2番手/1分35秒318(ハードタイヤ)、ガスリーは4番手/1分35秒543(ミディアムタイヤ)、クビアトは6番手/1分36秒738(ミディアムタイヤ)で、路面コンディションが悪かったことで、事前に想定されていたタイムより15秒ほど遅いタイムとなった。
FP2ではラバーが乗り始めてコンディションが改善していき、各車ソフトタイヤで走行したこともあり、タイムが大幅に向上。フェルスタッペンはトップ/1分28秒330、アルボンは5番手/1分29秒363、クビアトは6番手/1分29秒689、ガスリーは7番手/1分29秒944と、ホンダ勢全車がトップ7に入った。
■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
今日のトルコGP初日は路面温度が上がらないことに加えて、舗装が新しいことが影響し、非常に滑りやすい路面に苦労した一日になりました。チームも我々もマシンの状況に合わせて対応を行いながらの走行となりましたが、2チーム、4台問題なく走行し、現行のハイブリッドレギュレーションでの走行が初となる中で、多くのデータを収集することができました。
明日のFP3でもまだまだコンディションの変化が予想されますので、そのデータを反映し、予選・レースに臨みます。時折、雨の降るような予報も出ていますので、どのような状況にもフレキシブルに対応できるよう、チームと万全の準備を進めていきます。
(autosport web)
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