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【】パドック裏話 エミリア・ロマーニャGP編:イモラは抜けないコースだと再認識

11月11日

 F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。今回は第13戦エミリア・ロマーニャGP編です。

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 英語には「バラ色のメガネ」という表現がある。これは過度にポジティブな印象を持って何かを見ることを意味し、通常は過去に起きたことについて用いられる。つまり、人は時が経つにつれて、あることの悪い部分を忘れてしまい、実際にはそうでもなかったとしても、良い部分ばかりを思い出すということだ。

 F1が久々にイモラを再訪した週末に、パドックで起きていたのが、まさにこれだった。

 イモラの歴史と過去の悲しい出来事を、F1は忘れてしまったと言いたいのではない。実際のところ、アイルトン・セナの死は2秒に一度くらいの頻度で言及されていて、もうそれだけで悲しくなるほどだった(残念なことに、ローランド・ラッツェンバーガーについての言及は、比べものにならないくらい少なかった)。アイルトンが忘れられることは決してないだろうし、彼の思い出がたびたび語られるのは正しいことだ。ただ、1994年の悪夢のような週末を、26年後のレースでも一番の話題として取り上げるのは、いかがなものだろうか。


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