
【】グロージャンとマグヌッセンがハースF1離脱を発表。チームは2021年にドライバーラインアップ一新へ
10月22日
ハースF1チームに所属するロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンが、相次いで2020年末でのチーム離脱を発表した。
2021年にハースがドライバーラインアップを一新するという推測が最近高まるなか、第12戦ポルトガルGP直前の10月22日、グロージャンとマグヌッセンが声明を発表、今季いっぱいでチームを離れることを正式に認めた。
グロージャンは2016年、チームのF1参戦初年度から、マグヌッセンは翌年からハースで戦ってきた。グロージャンはハースのデビュー戦で入賞、2018年オーストリアGPではここまでのチームの最高位4位を獲得した。マグヌッセンは2018年にハースでの自己最高位5位を2回獲得、コンストラクターズ選手権5位に貢献した。
「最後の章が締めくくられ、この本は完結した」とグロージャンは声明に記している。
「僕はハースF1チームの初日からこのチームに所属してきた。この5年間にはいい時も悪い時もあったが、92戦を戦い、110ポイントを獲得した。この旅をする価値はあった」
「たくさんのことを学び、ドライバーとしてもひとりの人間としても成長することができた。チームのメンバーが改善する手助けができたことを願う。それこそが僕にとって最大の誇りだ。2016年序盤のクレイジーなレースや、2018年オーストリアGPでの4位獲得以上に、誇りに思うことだ」
「チームの今後の活躍を祈る」
マグヌッセンは「2020年F1シーズンが僕にとってハースF1チームでの最後のシーズンになる」という声明を発表している。
「この4年間、チームと素晴らしい時間を過ごしてきた。最高の旅路だと振り返ることができる」
「新しいチームの一員になるというチャレンジを楽しんだ。それによってたくさんの経験を積むことができ、レーシングドライバーとして成長することの助けになった」
「(チームオーナーの)ジーン(・ハース)、(代表)ギュンター(・シュタイナー)、レースチームのすべてのメンバーが4年間にわたって僕を信頼してくれたことに感謝したい」
「今後のプランについてはまだ検討している最中なので、それについては追って発表するつもりだ」
「今シーズンはまだあと6戦残っている。いい形で締めくくることができるよう、全力を尽くそうと決意している」
「皆さんのサポートに心から感謝する」
チーム代表シュタイナーはふたりのハードワークとコミットメントを称え、感謝するコメントを発表している。一方で2021年の新ラインアップについては現時点では明らかにしていない。最近のうわさでは、ルーキーが少なくともひとり、もしかするとふたり加入する可能性があるといわれており、現在FIA-F2で走るニキータ・マゼピン、フェラーリの育成ドライバーであるミック・シューマッハー、カラム・アイロットらが候補であると考えられている。
(autosport web)
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