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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:ハースが2021年のドライバーラインアップを見直しへ

10月14日

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 ハースF1にケビン・マグヌッセンをもう1シーズン残しておきたいというギュンター・シュタイナー代表の願いをよそに、チームとしては来年のドライバーラインアップを完全に見直すことになりそうだ。

 マグヌッセンは、自分の給与を払ってくれるスポンサーを自ら連れてきており、チームとは穏やかに仕事をするドライバーだ。公の場のみならず無線でもハースを批判したりしない。来年F1に残れないことがはっきりしつつあるチームメイト、ベテランのロマン・グロージャンとは、それらの点でも異なっている。

 しかし、安定的なパフォーマンスが期待できるセルジオ・ペレスには、テルメックス・グループという巨額の支援をするスポンサーもついている。彼がF1でのキャリアをハースで続けることになるのはほぼ確実で、今のところ第12戦ポルトガルGPのレースウイーク中に契約の発表が行われる見通しだ。

 2021年にマグヌッセンは残留すると見られていたが、ここへきて突然ニキータ・マゼピンの名が上がってきた。彼の父親が、2年契約に伴う7000万ドル(約73億7700万円)の資金援助を提示しているためで、チャンスを逃さずポイントに繋げるペレスという安定したドライバーを獲得する見通しが立った以上、ジーン・ハースとしても億万長者であるロシア人ドライバーとの契約を真剣に検討しているようだ。


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