2020年F1第9戦トスカーナGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)

【】ラッセル「入賞こそが僕らに相応しい結果だったと思う。本当に悔しい」:ウイリアムズ F1第9戦決勝

9月15日

 2020年F1第9戦トスカーナGPの決勝レースが行われ、ジョージ・ラッセルは11位、ニコラス・ラティフィはセーフティカー明けの7周目にメインストレートで複数台が絡むアクシデントに巻き込まれ、リタイアに終わった。

■ウイリアムズ・レーシング
ジョージ・ラッセル 決勝=11位
 本当に悔しいよ。レース中はすべてをコントロールできていて、最後の赤旗の時点では9番手だったんだ。僕は全力を尽くしてドライブしていた。あらゆるものが安定していたし、タイヤの状態も良く、そのままフィニッシュまで行けそうだった。

 ところが、最後のリスタートで少し余計にホイールスピンをさせたために、最終スティントはとても厳しいものになってしまった。僕自身はともかく、チームの期待に応えられなくて残念だ。ポイントフィニッシュこそが、僕らに相応しい結果だったと思う。最初のスタートはすごく良かったから、普通の状況であればポイント圏内でレースを終えられたはずだ。

ニコラス・ラティフィ 決勝=リタイア
 このサーキットでのリスタートで、リーダーができるだけ遅いタイミングで加速を始めようとするのは、十分に予想できた。ターン1までの距離がとても長くて、後続がスリップストリームを利用できるからだ。後方集団の中にいると、F1マシンはすごく加速がいいこともあって、いわゆるアコーディオン効果が極度に増幅されてしまう。

 実際、最終コーナーのエイペックスでも、みんながブレーキを踏んだので危うくケビン(・マグヌッセン)に追突するところだったし、そこからまたみんなが加速し始めた。そうなると、こちらとしては周囲の動きに反応することしかできない。そして、前方のクルマが再び急減速した時には、もう追突を避けるためにできることは何もなかった。スタート直後のカオスは何とか切り抜けて、かなり順位を上げていただけに残念だよ。これからどんな展開になるだろうかと、ワクワクしていたんだけどね。まあ、時にはこういうこともあるのが、レースというものだ。

ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)
2020年F1第9戦トスカーナGP ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)

(Translation:Kenji Mizugaki)