【】フェルスタッペン、トラブル連発に失望「いいレースができたはずなのに、またリタイア」レッドブル・ホンダ【F1第9戦】
9月14日
2020年F1トスカーナGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはトラブル発生の後、アクシデントに巻き込まれ、1周目にリタイアした。
ムジェロ・サーキットでのレースは、2度の赤旗中断がなされる波乱の展開となった。
フェルスタッペンはグリッドにつく前のレコノサンスラップで問題を訴えたものの、無事にスタートを切ることができた。レッドブルによると、フェルスタッペンはパワーユニット(PU/エンジン)に問題があると報告していたということだ。
3番グリッドからソフトタイヤで素晴らしい蹴りだしを見せたフェルスタッペンだが、その直後にポジションを落としていった。ホンダによるとパワーユニットに問題が発生したのだという。フェルスタッペンは、中団まで落ち、ターン2でロマン・グロージャン(ハース)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)が関わるアクシデントに巻き込まれてコースオフ、グラベルに飛び出し、その場でリタイアとなった。
この多重クラッシュについて審議がなされた結果、どのドライバーもペナルティ対象にはならないとの判断がなされた。
前戦イタリアでもパワーユニットにトラブルが発生しており、今季3回目のリタイアを喫したフェルスタッペンは、ドライバーズランキング3位は変わらないものの、2位バルテリ・ボッタス(メルセデス)との差は25点に拡大した。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=リタイア
もちろんものすごくがっかりしている。今日はいいレースができたなずなのに。
スタートの蹴り出しがうまくいき、ルイス(・ハミルトン)に並びかけたけれど、マシンが加速しなくなった。大幅にスピードが落ちて、パワーがなくなった。それで中団にポジションを落とし、他のマシンに追突された。
ここの最初の数コーナーで中団に落ちてしまうと、クラッシュに巻き込まれる可能性が高くなる。だからそのこと自体に失望しているわけではない。そういう位置で走るべきではなかったんだ。
レースについて言うべきことはあまりない。ただ、チームのことを考えると、またリタイアしなければならなくなったことにとてもがっかりしている。高い競争力を発揮できそうだったレースだけになおさらだ。
でももちろんアレックス(アルボン)が最大の結果を出して表彰台に上ったことはうれしいよ。
(走行後の会見で語り)(エンジンに)何が起きたのかは分からない。僕はクラッシュに巻き込まれたことにがっかりしているのではない。またもやリタイアしたことに、すごくがっかりしている。
「ああなったはずだ」「ああなったかもしれない」なんてことに興味はない。これが現実だ。本当にがっかりしているけれど、起きたことは変えられない。
(autosport web)
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