2020年F1第4戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位獲得

フェルスタッペン、2位キープのピット戦略に後悔なし「僕にもパンクの危険があった」レッドブル・ホンダ【F1第4戦決勝】

8月3日

 2020年F1イギリスGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2位を獲得した。

 フェルスタッペンは3番グリッドからミディアムタイヤでスタート。ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)のクラッシュによるセーフティカー出動時の13周目にハードに交換、52周のレースの49周目までメルセデス2台に続く3番手を走行していたが、バルテリ・ボッタス(メルセデス)のタイヤトラブルにより2番手に浮上。その際、前のルイス・ハミルトン(メルセデス)とも後ろのシャルル・ルクレール(フェラーリ)とも大きなギャップがあったため、チームはファステストラップを狙うために50周目にフェルスタッペンをピットインさせ、ソフトタイヤに交換した。

 最終ラップではルイス・ハミルトン(メルセデス)にもタイヤトラブルが起きてスロー走行になったため、フェルスタッペンは急激に差を詰めるが、5.856秒届かず2位でフィニッシュした。

 フェルスタッペンは、狙いどおり52周目にファステストラップ(1分27秒097)を記録し、追加の1ポイントを獲得。なお、レッドブルは、最後のタイヤ交換は、タイヤトラブルのリスクを避けるためでもあったと説明している。

 3戦連続表彰台を獲得したフェルスタッペンは、合計52ポイントでランキング3位。2位のボッタスは今回ノーポイントに終わったため、その差はわずか6点まで縮まった。

2020年F1第4戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のピットストップ
2020年F1第4戦イギリスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のピットストップ

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=2位
(終盤の)ソフトタイヤに交換するためのピットストップは行うべきではなかったのではないか、ピットに入らなければ勝てたのではないか、そう皆が尋ねたくなる気持ちは分かる。でも、あれができたかも、ああなったかも、そうなったに違いない、というのはすべて仮定の話だ。後になってからそういう問いかけをするのは簡単なことだ。僕は何も後悔していない。終盤、ファステストラップ狙いでピットインしたのは正しい判断だったと信じている。

 僕らは正しいことをした。僕のタイヤもパンクしたかもしれない。今のF1ではこういう出来事はめったに起こらないから、予想しようがない。

 結局のところ、メルセデスは僕らよりも速かったから、彼らは勝者にふさわしい。ルイスはラッキーだったと言っている人もいるけれど、彼はトップを走っていてタイヤがパンクしたのだから、不運だったんだ。それはボッタスも同じだよ。

2020年F1第4戦イギリスGP日曜 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)
2020年F1第4戦イギリスGP日曜 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)

 レースの前には僕らに可能な最大の結果は3位だと思っていたから、2位でフィニッシュできてうれしい。今回も大量にポイントを獲得することができた。レース中、僕はメルセデスから毎周0.4秒か0.5秒ぐらい遅かった。後ろのグループよりは1秒速かったので、ほとんどずっと単独走行だった。(退屈だったから)思わずエンジニアに対して「水分補給を忘れずに」とアドバイスしたぐらいだ(笑)。あとは、羊の数を数えたりね。

 来週はタイヤチョイスが変更されるから、それが戦略に影響するだろう。メルセデスとのペース差については現実的に考えているが、今日のように彼らにプレッシャーをかけ続けていくよ。

(レース後の会見で語り)残り10周ぐらいの時点で、タイヤの状態が悪くて、無線で「右フロントがあまりよくない」と伝えていた。その後バルテリのタイヤがパンクしたから、僕は無線で自分も戻ると伝え、チームは僕をピットに入れて、ファステストラップを狙うことにした。そしたら、ルイスもついてないことにタイヤがパンクしたんだ。

 僕らはラッキーでもあり、アンラッキーでもあった。バルテリのパンクでひとつ上に上がれたのだからラッキーでもある。だから全然がっかりなんかしていない。2位が確実になった後、新品タイヤに履き替えたのは、自分のタイヤがどうなるか確信が持てなかったからだ。だから念のためにピットに入った。

 僕のタイヤがパンクをする可能性もあった。そうしたら失うものはかなり大きかっただろう。誰がルイスがパンクに見舞われると予想できただろう。こんなことはめったにない。僕は一切後悔していないし、自分たちは正しいことをしたと確信している。全然がっかりなんかしていないよ。2位になれてすごくハッピーだ。普通なら3位だったのだから。

(来週同じシルバーストンで開催される70周年記念GPでメルセデスとの差を縮められると思うかと聞かれ)普通に考えればそれは無理だね。差が大きすぎる。0.1秒や0.15秒ぐらいなら見つけられるかもしれないけど、それでは全く近づけない。頑張ってはみるけれど、今の段階では難しい。現実的にならなければ。夢を見たり希望を持ったりしてもいいけれど、現実的に物事を見て、どうやって前に進むかを考えることの方が重要だ。チャンスを夢見ているだけでは何も起こらない。これからも努力し続けるだけだ。



(autosport web)