【】ライコネンのタイヤ脱落でアルファロメオF1チームに罰金:F1 オーストリアGP
7月6日
アルファロメオF1チームは、月曜日の午前中にFIAに対して5,000ユーロ(約60万円)の支払いを送ることになった。決勝レース中にキミ・ライコネンのマシンからタイヤが脱落したために罰金を科されたのだ。
日曜日のオーストリアGPでライコネンは19番グリッドからスタートし、2回目のセーフティカーが出動した51周目には12番手までポジションを上げていた。そして、終盤の追い上げを狙ってソフトタイヤに交換するためにピットストップを行なった。
セーフティカーが導入された3周後の54周目。55周目からレースリスタートのアナウンスが出て各車が最終セクションから加速していく流れに当然ライコネンも続いたが、右フロントのタイヤが緩み始め、ターン9に進入したときに完全に脱落してしまった。すでに最終コーナーを過ぎていたライコネンはマシンをメインストレートのピットウォール側に止めなければならなかった。
レース後の調査により、タイヤ交換の際にホイールナットが斜めに入っていたことが判明。
「損傷したホイールとアクスルシャフトの写真を検証した結果、RHS(右側面)フロントのホイールが、タイヤ交換の際に斜めに取り付けられていたのは明らかだった。しかし、ホイールガンオペレーターは確認できていなかった」とオーストリアGPのスチュワードは声明を出した。
「その結果、マシンがレースに戻ると、右フロントのタイヤが外れた」
「しかしながらスチュワードは、チームもドライバーもマシンが危険な状態にあることに気づく機会がなかったために、マシンを止めなかったということを承知している」
「これらの状況を考慮し、5,000ユーロの罰金が適切だとした」
レースをフィニッシュできなかったドライバーが多かったレースにおいて、ライコネンの不運は、チームメイトのアントニオ・ジョビナッツィが9位入賞したことで幾分相殺されたかもしれない。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
キミ・ライコネン関連記事
- ライコネン観察日記:20年間にわたるF1キャリアに終止符「ありがとう。その一語に尽きる」
- ライコネン「20年はあっという間。良いことも悪いことも、一生忘れられないだろう」:アルファロメオ F1第22戦決勝
- ライコネン「接触でダメージを負って厳しい戦いになり、挽回できなかった」:アルファロメオ F1第21戦決勝
- ライコネン観察日記:怒涛の3連戦で健闘。メキシコGPではポイントも獲得「できることはすべてやった」
- ライコネン「スタートが決まり、レースが進むにつれてクルマが改善された」:アルファロメオ F1第20戦決勝
- ライコネン「ピットレーンから順位を8つ上げたが、これ以上は無理だった」:アルファロメオ F1第19戦決勝