【】「トレーニングを積んでも、F1復帰時の身体的ショックは避けられない」とマクラーレンのノリス
5月11日
マクラーレンのランド・ノリスは、F1の2020年シーズンが開始された直後には、ドライバーたちは“身体的な衝撃”を受けることになると予想している。
新型コロナウイルス感染拡大により、F1の最初の10戦が延期あるいは中止となっている。F1は7月初旬のオーストリアで開幕することを目指しているが、現時点では確実に実施できるとはいえない状況だ。
レースが行われないこの時期、ドライバーたちはハードな身体トレーニングプログラムをこなしながら体力の向上に努めている。
しかし、これほど長い休止期間を経てレースに戻るとなると、身体が“衝撃”を受けることは避けられないとノリスは語っている。
「僕は自分ができることに集中している。つまり身体トレーニングを行い、プレシーズンテストのころから体力面を維持することに努めているんだ。(久しぶりに)レースに戻ると、身体がショックを受けることになるからね」とノリスはF1のインタビューにおいて語った。
「テスト走行はもちろん、F3カーやその他のどんな種類のマシンにも乗っていない。市販車を運転するだけだし、その機会すらあまりない。その状態から世界最速のマシンに乗り込むことになるんだ。コーナー周辺では大きなGがかかる。かなりの衝撃になるよ」
ノリスは、身体的に絶好調のドライバーでさえ、なんらかの制約を感じることになるだろうと考えている。
「家では首のエクササイズなど、やりたいトレーニングは何でもできる。でもF1マシンに乗っている状態を、トレーニングで完全に再現することはできない」とノリスは付け加えた。
「誰であっても、身体にショックを感じるだろう。F1で一番、あるいは世界で一番鍛え上げた人間だとしても、(F1カーに乗ることは)人間の身体にとってきついことなんだ」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
ランド・ノリス関連記事
- ノリス、戦略で後退「ギャンブルは外れることもある」ジャンプスタートのペナルティは科されず:マクラーレン/F1第2戦
- ノリス、首位を守れず2位「レースペースは良かったから、日曜決勝に期待が持てる」/F1第21戦スプリント
- ノリス、17番手から5位「一番楽しかったのは“レイトブレーキング王”リカルドとのバトル」マクラーレン/F1第20戦
- ノリス2位「トップを走って最高の気分だった。表彰台に満足」マクラーレンはアストンを抜いて選手権4位/F1第19戦
- ピアストリがスプリントでF1初勝利「ソフトタイヤ勢にやられてしまうかと、一時は心配した」マクラーレン/F1第18戦
- ノリス、トラックリミット違反の連続で2番グリッドを失う「自分のミスで台無しに」マクラーレン/F1第18戦金曜予選