【】「ホンダPUが向上したおかげで、スムーズに作業を進められた」アルファタウリF1代表、6日間のテストを振り返る
2月29日
スクーデリア・アルファタウリのチーム代表フランツ・トストが、2020年F1プレシーズンテストを振り返り、非常にスムーズに作業を進めることができたと満足感を示し、パワーユニット(PU/エンジン)パートナーのホンダの進歩と努力を称えた。
テスト最終日の2月28日、アルファタウリ・ホンダのテストをダニール・クビアトが担当、160周を走りこみ、1分16秒914(C4タイヤ)で14人中10番手となった。
「とても有意義な一日だった。たくさんの周回を走ったし、ここまでやってきた作業にも満足している」とクビアトは言う。
「コースに出るたびにこのマシンについて理解を深め、学習している。今もそうだよ。今日集めたデータを分析し、まとめあげて、オーストラリアでの開幕戦に向けてベストのパッケージに仕上げたい」
「自己ベストタイムを出したラップで問題があって、それがタイムに0.2秒ほど影響した。セッションの合間に問題を解決したので、午後は予定どおりの作業ができた」
トスト代表は、今年テスト日数が減ったことによる困難はあったが、マシンが高い信頼性を発揮したことで、プログラムを完了することができたと述べている。
「マシンが素晴らしいパフォーマンスを見せ、信頼性も高く、プレシーズンテストはうまくいった。テスト期間のほとんどが一年のこの時期にしては気温が高かったのも、都合がよかった。テスト2回目の木曜午後は風が強く、難しいコンディションだったが、それも新車AT01をさまざまなコンディションでテストをする機会となった」
「今年はテスト日数が2日減ったものの、6日間の走行時間を最大限に活用し、たくさんのことを学んだ。3580kmを大きなトラブルなく走り切ったのだ。もちろん、小さな問題はいくつか経験したが、この段階ではそういうことが起こるのが当たり前だ。全体的に見てすべての状況に満足している」
メンバー全員の冬の間のハードワークに対し、トスト代表は感謝の気持ちを示した。
「チームの全員が素晴らしい仕事をし、忙しいスケジュールのなか、マシンの準備を整え、優れたパフォーマンスを引き出してくれた。ホンダはパワーユニットにおいてまた一歩前進した。彼らがパワーユニットのパフォーマンスと信頼性の両面を向上させたことで、我々はスムーズに走行することができた。ビスター、ファエンツァ、さくらのスタッフ全員の努力のおかげで、非常にスムーズなテストになり、素晴らしいプレシーズン期間を過ごすことができた」
「ピエール(・ガスリー)とダニールも非常にいい仕事をした。AT01の開発作業を支える貴重なフィードバックを、エンジニアたちに提供してくれた。彼らがプロフェッショナルな仕事をしてくれたおかげで、データの分析がやりやすくなり、効率的に行うことができた」
「F1新シーズンに向けて、しっかり準備を整えることができたと思う。オーストラリアでの開幕戦が楽しみだ」
(autosport web)
ピエール・ガスリー関連記事
- ガスリー「入賞には手が届かなかったがいいレースができた。やるべきことはすべてやった」:アルピーヌ F1第6戦決勝
- ガスリー「まずまずの第1スティントでなければ、少なくとも9位争いに加われたはず」アルピーヌ F1第20戦決勝
- ガスリー6位「両レースで入賞し、今季最高の週末だった」アルピーヌ/F1第19戦
- ガスリー「トラックリミットをほんの少し超え大きな代償を払った。本当に悔しい」アルピーヌ F1第18戦決勝
- ガスリー6位「タイトなバトルを勝ち抜いて、最善の結果を手にした」アルピーヌ/F1第16戦決勝
- ガスリー3位「戦略からピットまですべて成功。チーム全員が表彰台にふさわしい仕事をした」アルピーヌ/F1第14戦