【】ルノーF1、鈴鹿で新たなフロントウイングを投入。「違いは非常にわずかなものだが、グリップ改善に期待」
10月9日
ルノーF1チームのシャシーテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、ルノーR.S.19のダウンフォースとグリップを改善するために、新たなフロントウイングを鈴鹿に持ち込むと述べている。
ルノーがコンストラクターズ4位のライバル、マクラーレンにつけられている差は33ポイントだが、チームは2019年シーズンを中団グループのトップで終えるという野望に見切りをつけている。
しかし、今週末の日本GPに向け、ルノーはパフォーマンスを上げるために、“わずかな”変更をいくつか施す予定だ。
「我々は鈴鹿に新しいフロントウイングを持ち込む」とチェスターは明かした。
「新たなシャシーウイングもある。外から見た場合、違いは非常にわずかなものだが、そこからさらなるダウンフォースとグリップを生み出すことを期待している」
鈴鹿はF1で最も人気のある会場のひとつだ。伝説的な130Rの左コーナーやデグナー・カーブのように、手ごわくも素晴らしいコーナーがあるためだ。
チェスターは、鈴鹿の難易度の高いレイアウトについて、技術的な視点から実情を語った。
「鈴鹿は古き良きレーストラックで、ドライバーはこのコースを楽しんでいる」
「大勢の人々が、シーズンのなかでも最高のコースのひとつだと考えている。5.807kmと非常に長く、高低差が多い。ロングストレートはタイトなシケインやヘアピンに繋がっているし、面白いコーナーがある」
「うまく走るのが難しい。セクター1は高速での方向転換があり、フロントエンドに強力なグリップが要求されるが、ドライバーに自信を与えるために十分な安定性も必要だ。ドラッグとエンジンパワーも大きく影響する。リヤウイングの選択においては難しい妥協が迫られる」
「マシンが高速で通過するセクター1のS字は特に悪名高い。タイヤを温める点では問題はない。我々はハード寄りのピレリタイヤを使用する予定だ。シルバーストンとバルセロナのふたつの高速コースでも使用している」
「スロットルを長く開ける場所が3カ所あるから、パワーが大きく影響する。130Rを抜けるストレートと、ピットストレート、そしてスプーンとヘアピンの間のカーブだ。ストレートがあるために、ダウンフォースはそれほど高くないし、ブレーキへの負担も極めて軽いんだ」
「鈴鹿はコース外もとても人気があるよ。雰囲気はいつも最高だね!」
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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