2020年F1第11戦アイフェルGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とミック・シューマッハー

【】ベッテル、シューマッハーへの思いを込めたトリビュートヘルメットで母国GPを戦う:フェラーリ【F1第11戦金曜】

10月10日

 2020年F1アイフェルGPの金曜、悪天候でメディカルヘリコプターが飛行できないコンディションが続き、フリー走行は2回とも中止になった。

 セバスチャン・ベッテルは今回使用するヘルメットに、同じドイツ出身のF1チャンピオンで彼にとってのヒーロー、ミハエル・シューマッハーのヘルメットデザインを取り入れている。

■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル フリー走行1=キャンセル/2=キャンセル
 いい日だったとはいえないね。(天候についての)発表を待ち続け、結局走れる状態にならなかったので、少し疲れた。ファンに対して申し訳なく思う。それからフェラーリ・ドライバー・アカデミーのふたりも、1周も走ることができず気の毒だった。

 午後、本来FP2の時間帯に、父や、スポーティングディレクターや、ミック(・シューマッハー)と話をして過ごした。ミックは今日走ることができずに心底がっかりしたと言っていた。できるだけ早く、次のチャンスが来ることを願っている。

 明日もコンディションはほとんど変わらないらしいが、FP3で多少なりとも走れるといいね。ここでF1が開催されるのは7年ぶりだから、予選前に少しでも走っておきたい。言うまでもなく、明日の作業スケジュールはかなり忙しくなりそうだ。

(ヘルメットデザインについて語り)遠くから見ると、いつもとの違いは分からないと思う。でも実は2006年のミハエルのデザインを取り入れているんだ。近くで見ると、ミハエルの星のマーク、ドラゴン、サイン、MSのロゴが入っているのが分かるだろう。

 皆、彼を恋しく思っている。そういう意味でドイツでレースをするのは特別なことだ。彼がドイツで最後に勝ったのは2006年だった。彼のことを思い、そのレースのことを思って、こうすることにした。このヘルメットをかぶって走るのが楽しみだ。

2006年F1ドイツGPで優勝したミハエル・シューマッハー(フェラーリ)
2006年F1ドイツGPで優勝したミハエル・シューマッハー(フェラーリ)



(autosport web)