【】【コーナー名の由来】マゴッツ〜ベケッツ〜チャペル

7月18日



 シルバーストンの名物であり、どのF1ドライバーも大好きだというのが、マゴッツ〜ベケッツ〜チャペルの高速複合コーナーです。

 1948年の開業当時から1991年に大改修されて現在の形になるまでは、マゴッツは左、ベケッツは右、そしてチャペルで再び左に曲がる単純なS字コーナーでしたが、現在では全開で左〜右と飛び込んで(マゴッツ)、さらに減速しながら左〜右(ベケッツ)、そして左へと加速して行く(チャペル)複合コーナーになっています。

 これらのコーナー名は開業当時に名付けられたもので、マゴッツはマゴッツ・ムーアという人物の名前からとられたもので、ベケッツとチャペルは当時そこにあった12世紀のカンタベリー大主教、聖トーマス・ベケットの名を冠した教会の遺構にちなんだもの。

 元々はイギリス空軍の飛行場だったこともあり、飛行機の駐機場を意味する「ハンガー」ストレートといった名前もあります。