【】ハミルトン予選7番手「今までと比較にならないほど快適」メルセデス、相性が悪い鈴鹿で前向きな要素を見出す/F1日本GP
4月7日
2024年F1日本GPの予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは7番手、ジョージ・ラッセルは9番手だった。ハミルトンにとって7番手は今年ここまででベストの予選結果であり、今季初めてラッセルを予選で破った。
トト・ウォルフ代表は「7番手と9番手という結果自体は良くはないが、ポジティブなのは、セカンドロウとのタイム差がそれほど大きくないことだ」と語った。
「昨年、このサーキットは、我々にとって最悪とまでは言わなくても、最悪のひとつに入る場所だった。そこで0.1秒差だったのだ。今週末のマシンによって、正しい方向に一歩踏み出したようだ」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP3 4番手(1分30秒037:ソフトタイヤ/21周)
予選 7番手(Q1=9番手1分29秒661:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分28秒887:ソフトタイヤ/Q3=7番手1分28秒766:ソフトタイヤ)
全体的に予選はとてもいいセッションになった。今週末はこれまでのところ、マシンとそのバランスを改善できていると思う。走っている時の感触に、今年に入ってから一番満足できた。まだ改善が必要なところも明確に残っているけれど、正しい方向に進んでいる。
6カ月前にここでレースをした時には1秒以上の差があったが、先頭とのギャップも、僕たちに一番近いライバルとのギャップも少しは縮めることができた。もちろんもっと上を目指していたし、7番手で満足することは決してないが、僕たちのマシンがまだ発展途上なのは分かっている。
明日のレースはタイヤのデグラデーションがすべてになるだろう。ロングランのペースは金曜日だと他のマシンと同じような感じだったから、それが日曜日も変わらないのかを確認しよう。明日はかなり接戦になると思うので、さまざまな要素を最大限に生かして、多くのポイントを持ち帰りたい。
(走行後にメディアに語り)マシンの快適さという点では、今年のこれまでの週末と雲泥の差だ。マシンをスイートスポットに入れるためにどうすればいいか、理解しようとして、ファクトリーで分析を行い、皆が良い仕事をした。今週末はこれまでよりはるかにドライブしやすい。過去3年間で(2022年以降で)一番感触が良かった。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP3 3番手(1分29秒918:ソフトタイヤ/24周)
予選 9番手(Q1=12番手1分29秒799:ソフトタイヤ/Q2=7番手1分29秒140:ソフトタイヤ/Q3=9番手1分29秒008:ソフトタイヤ)
僕たちとマクラーレン、フェラーリ、そしてアストンマーティンはとても僅差だ。FP3が終わった時点で、このグループ全体のタイム差はわずかコンマ1秒か2秒になると分かった。実際にそうだったね。もし素晴らしいラップを残せなければ9番手になることになり、それが今日の僕に起こったことだ。
僕は最後のラップでミスをしてしまった。少し残念だけど、時にはそんなこともある。ここはオーバーテイクがどこよりも難しいというわけではないから、明日はタイヤのデグラデーションや戦略の違いを利用して前に出たい。レースではいろいろなことが起こりうる。
今シーズンの序盤は高速サーキットが続いている。僕たちのマシンの弱点がそこにあるのは知っているし、今週末もベストというわけにはいかないことは分かっていた。でも弱点が明らかになったということは、自分たちが構築しているプラットフォームを理解し、パフォーマンスを向上させることにつながるから、良いことだ。改善するための明確な方向性を定めることができるからね。
(autosport web)
ルイス・ハミルトン関連記事
- 演じたのは僚友対決のみ。表彰台が遠かったメルセデス「課題はトラクション」と代表/F1第20戦決勝
- 予選の低迷に悩み続けたハミルトンが3番手「大惨事から抜け出そうとひたすら努力してきた。チームにも心から感謝」
- アップデートで悩むメルセデス、バクーは旧型フロアで走行。初日3番手の好調ハミルトン「このフロアに不満はない」
- 繰り上げで勝者となったハミルトン「複雑な気持ちだが、優勝争いに復帰できたことはうれしい」/F1第14戦
- ハミルトン、戦略成功のルクレールに敗れ、予選4番手「最前列が狙えたはずだった」メルセデスはフロアを旧型に戻す
- ハミルトン、2年半ぶりの“おとぎ話のような”F1勝利に涙止まらず「二度と勝てないかもしれないと思った時もあった」