【】トロロッソ担当ホンダF1本橋エンジニア「苦しんできたガスリーの表彰台に感無量。これからもっと上を目指していく」
11月18日
2019年F1ブラジルGP決勝で、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは10位、ピエール・ガスリーは2位に入り、F1で初の表彰台を獲得した。
ガスリーは6番グリッドからスタートし、レース周回のほとんどをポイント圏内で走行、終盤、フェラーリ2台が同士討ちでリタイアすると4番手に浮上した。2位争いをしていたアレクサンダー・アルボンとルイス・ハミルトンが接触したことで2番手に上がり、ファイナルラップにはハミルトンから激しい追撃を受けながらも最後まで抑え切り、2位を獲得した。
ガスリーは2017年マレーシアGPでトロロッソからF1デビュー、2019年にはレッドブルへの昇格を果たしたが、首脳陣が期待するようなパフォーマンスを発揮することができないまま、サマーブレイク後のベルギーからトロロッソに復帰した。
トロロッソは今年のドイツGPでクビアトが3位を獲得しており、今回はそれに続く今季2回目の表彰台となった。
■トロロッソ担当ホンダF1チーフエンジニア 本橋正充
今日のレースは、最後まであれだけの接戦のバトルを勝ち抜いての2位ということで、感無量です。また、スクーデリア・トロロッソとのシーズン2度目の表彰台獲得ということもあり、特別な想いです。
今週は金曜からパワーユニットにトラブルが出ていたりもしましたが、チームやドライバーの協力のおかげでなんとかリカバリーできました。
ガスリー選手については昨年のトロロッソとのプロジェクトスタートから2年間一緒にやってきて、昨年は4位という特別な結果を出すことができました。ただ、今年は彼自身チームの移籍などもあり苦しい時間があったと思います。トロロッソに戻ってきてからは徐々に調子を上げてきての今日の結果ですので、本当におめでとう、ありがとうという想いです。
いい結果を出すことはできましたが、ホンダとしてはまだまだ高いところを目指さなくてはいけないと思っていますので、ここからも進歩を続けていければと思っています。
(autosport web)
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