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ミラー損傷のハミルトン、他車への不必要な妨害で警告処分。注意喚起を怠ったフェラーリには10000ユーロの罰金

2026年10月3日

 フェラーリとルイス・ハミルトンは、F1バーレーンGP(マレーシア開催)のFP2で他車の走行を妨害した件について調査を受けた結果、フェラーリには10,000ユーロ(約177万円)の罰金が科され、ハミルトンには警告が与えられた。

 ハミルトンがターン9で低速(約80〜85km/h)で走行していたところに、アウトラップのガブリエル・ボルトレート(アウディ)が約240km/hで後方から接近、ハミルトンがストレートの終わりでレーシングラインの方向に移動したため、ボルトレートは回避行動を取らなければならなかった。

 この時、ハミルトン車の右側ミラーが損傷していたが、チームからハミルトンに対し、後方からボルトレートが近づいているという警告はなされていなかった。

 後方から近づいてくるドライバーがアタックラップではない場合、通常、前を走るドライバーに対してチームは警告を行わないと、フェラーリもアウディも認め、ボルトレートは、自分でコントロールできる状況だったと述べた。

 しかしスチュワードは、ボルトレートがアタックラップ中でなかったことを考慮に入れても、低速のハミルトンがレーシングラインへ移動したことで、後方から大幅に速い速度で接近していたマシンを不必要に妨害するという違反行為が行われたと判断した。

 スチュワードは、ミラーが損傷していたことと、ボルトレートがアタックラップ中でなかったことを、情状酌量すべき事情とみなした。一方で、両車の大きな速度差、ハミルトンがレーシングラインへ移動したこと、そしてその結果としてボルトレートが回避行動を取る必要が生じたことも考慮し、フリー走行中の妨害に対する標準的なペナルティである「警告」をハミルトンに与えることが適切な措置であると判断した。

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2026年F1第16戦バーレーンGP(マレーシア開催) ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

 一方で、スチュワードはフェラーリの責任についても指摘している。チームは右側ミラーが損傷していることを把握していたため、後方から接近してくるマシンがアタックラップ中でなくても、大幅に速いスピードで近づいてきていることをハミルトンに無線で警告すべきだったと、スチュワードは判断した。

 スチュワードは、ミラーが損傷していたことによって、接近するマシンを確認する能力が実質的に損なわれていることをチームが認識していた状況にもかかわらず、ドライバーに適切な情報を提供しなかったことに対し、フェラーリに10,000ユーロ(約177万円)の罰金を科した。



(autosport web)


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