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ホンダ、FIA道路安全指数で世界初の『5スター』を獲得。モンツァで授賞式が行われる
2026年9月9日
モータースポーツの国際統括団体であり、世界中のモビリティ関連組織の連盟でもあるFIA国際自動車連盟は、世界中の企業や団体における道路安全管理とパフォーマンスの基準向上を推進する『FIA道路安全指数(FIA Road Safety Index)』において、日本のホンダが世界で初めてとなる最高ランク『5スター』を獲得したと発表し、2026年F1第13戦イタリアGP開催中のモンツァ・サーキットで授賞式が行われた。
FIA道路安全指数は、企業や団体の事業活動が交通安全に与える影響を可視化・評価する指標だ。各企業や団体の交通安全目標の設定や経営トップの関与(コミットメント)、バリューチェーン全体における交通事故死傷者数(フットプリント)を推計・把握するプロセスなどをもとに、交通安全への取り組みを総合的に判断、評価。組織全体に安全文化を浸透させ、その継続的な改善につなげることを目的としている。
なおFIA道路安全指数は、原材料調達から製品の開発・製造、ユーザーへ製品を届けるまでの、自社の企業活動を対象とする『サプライチェーン評価』と、製品やサービスを対象とする『製品・サービスの安全関連評価』のふたつの領域で構成されているが、今回ホンダが獲得した『5スター』は、『製品・サービスの安全関連評価』におけるものだ。
元々、FIA道路安全指数の最高ランクは『3スター』だった。従来の『コミットメント』、『フットプリント』に加え、新たに『計画』、『安全パフォーマンスのモニタリング』、『安全文化マネジメントおよびサプライチェーン/製品・サービスの対象範囲』を加えた全5項目からなる評価体系となり、最高ランクが『5スター』へと拡大された経緯がある。
ホンダは2025年2月に当時の最高ランクであった『3スター』を自動車業界で初めて獲得。その後、本指標の評価項目が拡充されたため、ホンダは今回の評価対象地域を、二輪車および四輪車それぞれでグローバル販売台数の90%以上をカバーする世界17カ国に拡大して審査を受けた。その結果、拡充された評価項目を含む、安全の取り組みのPDCAプロセス全体が高く評価され、最高ランクとなる『5スター』の認定に至った。
高く評価されたホンダの主な取り組みは以下のとおり。
- 経営トップの関与のもと、中長期戦略に基づき安全への取り組みを推進している点
- グローバルで交通事故死傷者数をフットプリントとして推計・把握している点
- 安全目標に向けた進捗を、サステナビリティガバナンスの一環としてグローバルの安全会議にてモニタリングしている点
- 先進安全技術のグローバル展開と、組織的な安全文化の醸成を推進している点
- 交通安全に関する情報開示を積極的に実施している点
ホンダの『5スター獲得』に際し、FIAのモハメド・ベン・スライエム会長は「交通安全は依然として世界が直面する最も重要な課題のひとつであり、単一の組織や業界だけで解決できるものではない」と、コメント。
「道路で命を守るという共通の目標のもと、官民を問わずあらゆる関係者が連携し、継続的に取り組むことが不可欠だ。FIAは、世界中の道路利用者のために、この変革を加速させる重要な役割を担っている。企業との連携に加え、各国政府に対しても、FIA道路安全指数の評価手法を規制やコンプライアンスの枠組みに活用し、世界中の交通安全基準の向上につなげるよう働きかけていく」
「我々は、交通安全が社会全体で担うべき責任として認識される文化を築いていきたいと考えている。その先頭に立ち、世界で初めて5スター評価を獲得したホンダに心より敬意を表する」
また、ホンダで安全運転普及本部事務局長を務める小嶋幹人氏は「このたび、ホンダの安全の取り組みが、最高ランクの5スターという評価をいただけたことを、大変意義深く受け止めています」と、コメント。
「ホンダが目指しているのは、安全な製品をお届けすることにとどまりません。製品を使うひとりひとりと、その周囲の交通参加者の安全まで見据え、安全技術の進化、安全運転普及活動、事故実態の把握と改善を通じて、交通事故そのものを減らしていくことです。企業の交通安全への取り組みを可視化するFIA道路安全指数は、私たち自身の現在地と、次に取り組むべき課題を示してくれました」
「今回の評価を2050年の交通事故死者ゼロに向けた一つの通過点として、今後も挑戦を続けるとともに、この取り組みが企業や業界の枠を超えて広がり、社会全体で交通安全を前進させる力となることを期待しています」
またホンダは同社の公式サイトにおいて「道を使う誰もが事故に遭わない社会の実現に向け、『Safety for Everyone』のグローバル安全スローガンのもと、2030年に全世界でホンダの二輪車・四輪車が関与する交通事故死者半減(2020年比で、2030年に全世界でホンダの二輪車・四輪車が関与する1万台当たりの交通事故死者数を半減)、2050年には交通事故死者ゼロという目標の達成を目指しています。今後は、実際の事故データに基づく安全技術の効果検証をさらに進め、交通安全を軸とした社会課題の解決に貢献していきます」としている。
(Text:autosport web)
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