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「いつも手遅れになってからだ。目を覚まして!」追い抜かれた後の指示に苛立つストロール【F1第13戦無線レビュー(1)】

2026年9月10日

 2026年F1第13戦イタリアGP。スタート直後、ホームレースを迎えたフェラーリのルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが接触し、さらにルクレールは単独でクラッシュを喫するなど、フェラーリとサーキットに集まったティフォシにとっては厳しい出だしとなった。イタリアGP前半を無線とともに振り返る。

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 フェラーリのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが2列目グリッドに並び、ティフォシたちの期待はいやが上にも高まった。しかしふたりはスタート直後の1、2コーナーであわや同士討ち。ハミルトンは6番手まで後退してしまった。

1周目
ハミルトン:チャールズに押し出された!

 さらにルクレールは2周目のパラボリカで単独スピン。タイヤバリアに激突してレースを終えた。

2周目
フェルスタッペン:チャールズが壁に突っ込んだ!

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はすぐ前の位置にいたが、ミラーで事故を見たのだろう。レースはまず黄旗が出た。13番手のカルロス・サインツ(ウイリアムズ)が、何台もに抜かれていった。

3周目
サインツ:僕は黄旗でしっかり減速したのに、みんな僕を抜いて行っている。
ガエタン・イエゴ:了解。報告する。

 しかし誰もペナルティを科されることはなかった。

アービッド・リンドブラッド:事故にあったのはルイスなのか? 大丈夫か?
ピエール・アムラン:ルクレールだ。自力で(マシンの)外に出ている。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2026年F1第13戦イタリアGP ランス・ストロール(アストンマーティン)

 赤旗中断後の再スタートの際、角田裕毅(レーシングブルズ)がグリッド位置を間違え、あわてて移動。真後ろのサインツが、それを目撃していた。

サインツ:おいおい、ツノダ……あれはペナルティだな。

 スタート手順違反でレース後審議となったが、最終的にお咎めなしとなった。

 レース再開。3番手に上がっていたフランコ・コラピント(アルピーヌ)だったが、フェルスタッペンにかわされ、さらに単独コースオフを喫し15番手まで落ちてしまった。

コラピント:おっと!

 サインツを幅寄せするようにコース復帰した。

サインツ:アルピーヌが、すごく危ないやり方で割り込んできた。
イエゴ:コラピントだ。安全義務違反だな。

 これもまた、ペナルティにはならなかった。

スチュワート・バーロウ(→コラピント):ペースはある。ここから抜きまくるんだ。

 実際、この週末のアルピーヌのレースペースは群を抜いており、毎周のように先行車をオーバーテイクしていった。

 19番手スタートのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)も、7周目にはランド・ノリス(マクラーレン)を抜いて早くも6番手に上がっていた。

7周目
ピーター・ボニントン(→アントネッリ):ナイスワーク。次はガスリー。1秒1前だ。

 後方ではランス・ストロール(アストンマーティン)がアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)を抜きかけたが、先行されてしまった。

スティーブン・グラス:モード9、モード9を使うんだ。
ストロール:遅いよ。いつも手遅れになってから言うんだから。目を覚ませよ!

 フェルスタッペンがパラボリカの進入でガスリーをかわし、2番手に上がった。

マーカス・ダドリー(→ラッセル):フェルスタッペンが後ろに迫っている。(ギャップは)2秒1だ。

10周目
カレル・ルース(ガスリーに):アントネッリはミディアム、ピアストリはハードだ。

 ガスリーはなすすべなくピアストリ、そしてアントネッリに抜かれ、6番手に後退した。

2026年F1第13戦イタリアGP
2026年F1第13戦イタリアGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)の3台がピエール・ガスリー(アルピーヌ)を追い抜いた

ガスリー:僕のエンジン、どうなっているんだ?
ルース:今、対策している。スタート・フィニッシュラインで、ブーストボタンを押すんだ。

 5番手スタートのフェルスタッペンはメルセデスと競り合う好ペース。いったんはラッセルを抜いて首位に立ったが、すぐに抜き返されてしまった。

フェルスタッペン:タイヤがひどい!
ジャンピエロ・ランビアーゼ:いや、大丈夫だ。

 さらにアントネッリにも抜かれ、メルセデスがワン・ツーを形成した。

17周目
フェルスタッペン:リヤアクスルが完全に壊れている!

 ラッセルとアントネッリが激しいバトルを繰り広げ、1周のうちに何度も順位が入れ替わる展開に。それをすぐ後ろで眺めるフェルスタッペン。

フェルスタッペン:あのふたり、めちゃくちゃやってる。
ランビアーゼ:その位置をキープするんだ。

ジョージ・ラッセル&アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2026年F1第13戦イタリアGP ジョージ・ラッセル&アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

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F1第13戦イタリアGP無線レビュー(2)に続く



(Text : Kunio Shibata)


レース

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ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ340
2位ジョージ・ラッセル238
3位ルイス・ハミルトン229
4位マックス・フェルスタッペン221
5位シャルル・ルクレール215
6位ランド・ノリス201
7位オスカー・ピアストリ138
8位アイザック・ハジャー97
9位リアム・ローソン75
10位ピエール・ガスリー41

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム578
2位スクーデリア・フェラーリHP444
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム339
4位オラクル・レッドブル・レーシング332
5位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム100
6位BWTアルピーヌF1チーム68
7位TGRハースF1チーム30
8位アウディ・レボリュートF1チーム23
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム12
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム7

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