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アントネッリがイタリアで1966年以来の快挙「19番手からでも勝てると信じていた」2位ラッセル「キミだけピットインして驚いた」

2026年9月7日

 2026年F1イタリアGP決勝で、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは19番グリッドから母国優勝を果たした。ジョージ・ラッセルは2番手から2位でフィニッシュした。

 アントネッリは金曜の時点からパワーユニット(PU)のエレメント交換によるグリッド降格ペナルティを受けることが確定しており、他者のペナルティとの関係で、19番グリッドからのスタートとなった。

 ハードタイヤでのスタートで、2周目には12番手に浮上。赤旗を経て、再スタートにはミディアムタイヤで臨んだ。アントネッリは急速にポジションを上げていき、16周目にはラッセルの後ろ2番手に上がった。

 ラッセルは2番グリッドからミディアムタイヤでスタートし、2周目にはトップに浮上、赤旗後はハードタイヤを装着。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)と戦い、一時は2番手に落ちながら、再びトップに立った。そこにアントネッリがフェルスタッペンを抜いて追い付いてきた。

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)とジョージ・ラッセル(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2026年F1第13戦イタリアGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)とジョージ・ラッセル(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 メルセデスのチームメイト同士の首位争いとなり、18周目にはアントネッリがトップに立つが、以後、ふたりは何度も順位を入れ替えながら激しいバトルを繰り広げた。

 しかしバトルをしているために、3番手のフェルスタッペンとのギャップを築くことができずにいたため、チームからは抜きつ抜かれつの“ヨーヨーレース”をやめるように指示される。

 ラッセル、アントネッリの順で走行していた28周目、ランス・ストロール(アストンマーティン)がトラブルによりファーストシケイン手前でコース脇にストップし、バーチャルセーフティカーが出動。ラッセルはステイアウトしたが、アントネッリはフェルスタッペンとともにピットイン、再度ミディアムを履いて6番手でコースに戻った。

 新しいタイヤでアントネッリはラッセルよりも大幅に速いペースで走行。37周目には2番手に浮上、ラッセルとの8秒以上の差を48周目には1秒以内まで短縮。一度、アントネッリは体勢を崩してグラベルに飛び出すシーンがあったが、ポジションを維持したままレースを続行することができ、再度仕掛けた50周目についにトップに立った。その後は首位を譲ることなくトップでフィニッシュ、ラッセルに3.857秒の差をつけて優勝を飾った。

ジョージ・ラッセル(メルセデス)とのバトルでコースオフしたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2026年F1第13戦イタリアGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)とのバトルでコースオフしたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

 イタリア人ドライバーがイタリアGPを制したのは、1966年のルドヴィコ・スカルフィオッティ以来。

 トラックサイドエンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、バーチャルセーフティカー下でアントネッリをピットに入れ、ラッセルをステイアウトさせた理由について、次のように語った。

「バーチャルセーフティカーの際にピットへ入るか、そのままコースに留まるかという判断は非常に難しいものだった。最終的には、勝利の可能性を最大限に高めるため、2台で戦略を分けることにした。キミをピットへ入れるという判断は、トップ10の大半が採ったものとは異なっていたが、ライバルからの脅威に対応することができた。その時点では1ストップのほうがわずかに強い戦略に見えていたが、キミのペースによって2ストップ戦略を成立させることができた」

 ドライバーズ選手権リーダーのアントネッリは、この勝利でラッセルとの差を66ポイントに拡大した。

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が優勝
2026年F1第13戦イタリアGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が優勝

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス F1チーム)
決勝=1位(53周/53周)
19番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ミディアム

「今日のことは一生忘れないだろう。間違いなく、これまでのキャリアで最も特別な勝利だ。今シーズン最高の表彰台だったし、ピットストレートいっぱいに観客が詰めかけ、声援を送り、応援してくれている光景を見ることができて、夢のようだった」

「チームは今日、本当に素晴らしい仕事をしてくれた。最高のマシンを与えてくれたんだ。ここまで支えてくれたすべての人、そして僕をこの場所まで導いてくれたすべての人に、どれだけ感謝してもしきれない」

「19番手スタートでも、これが可能かもしれないと信じていた。最初のスタートで大きくポジションを上げ、その後、赤旗が出たことで、もう一度ポジションを上げる絶好のチャンスが訪れると分かった。実際、良いチャンスが生まれたし、勝利を争えるだけの速さがあると感じていた」

「バーチャルセーフティカーの間にいくつかポジションを失った。でも、ミディアムタイヤでのペースが良く、そこから追い上げて、勝利をつかむことができた」

アンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセル(メルセデス)のワンツーを祝うチーム
2026年F1第13戦イタリアGP アンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセル(メルセデス)のワンツーを祝うチーム

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス F1チーム)
決勝=2位(53周/53周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

「勝利にこれだけ近づきながら、それを手にできなかったのは悔しいが、これもレースだ。チームにとって素晴らしい結果だし、キミが母国GPで優勝したことを心から祝福したい。この週末には、僕自身にとってもチームにとってもポジティブな要素はたくさんあった。週末を通してとても良いペースを示し、最後まで懸命に戦った」

「バーチャルセーフティカーは間違いなく、レースが大きく変わった瞬間だった。その時点では、どの判断が正しかったのか誰にも分からなかった。チームは2台で戦略を分けることを選んだが、これは僕たちができる最善の判断だった。そうしなかった場合にレースがどう展開していたかは、分かりようがない。でも、キミは素晴らしい仕事をした」

「僕たちは激しく争いながら、常に互いをリスペクトしていた。勝利を懸けてホイール・トゥ・ホイールで戦えたのは、とても楽しかった」

(レース直後のインタビューで語り)「正直に言うと、僕としては、二人ともピットインしないと思っていた。だから彼がピットインしたのには驚いた。結局、どちらに転ぶかは五分五分だったと思う。あの瞬間には、チームはどちらの戦略が優れているのか分からなかったのだろう」

「2台で戦略を分けるのは理にかなっていたけれど、最終的にはキミのペースが素晴らしかったので、こういう結果になった」



(autosport web)


レース

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ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ320
2位ジョージ・ラッセル236
3位ルイス・ハミルトン214
4位シャルル・ルクレール191
5位ランド・ノリス188
6位マックス・フェルスタッペン188
7位オスカー・ピアストリ128
8位アイザック・ハジャー96
9位リアム・ローソン65
10位ピエール・ガスリー41

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム556
2位スクーデリア・フェラーリHP405
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム316
4位オラクル・レッドブル・レーシング298
5位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム90
6位BWTアルピーヌF1チーム68
7位TGRハースF1チーム27
8位アウディ・レボリュートF1チーム17
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム12
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム7

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