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判事の独立性を疑うブリアトーレ。マクラーレン側は「多大な尊敬に値するチームに侮辱的」と忠告【代表のコメント裏事情】
2026年9月6日
2026年F1第13戦イタリアGPの初日、9月4日の金曜日、国際自動車連盟(FIA)が8月25日にフランス・パリで行われたF1第6戦モナコGPの審理の裁定を正式に発表した。それによれば、FIA国際控訴裁判所(ICA)が、マクラーレンとレッドブルの控訴を認め、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)に科されていた2件の5秒タイムペナルティが復活。これにより、アイザック・ハジャー(レッドブル)が3位に復帰し、以下オスカー・ピアストリ、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッドがそれぞれひとつずつ順位が繰り上がり、ガスリーは7位に降格した。
決定が発表された直後にモンツァで行われたFIA会見には、控訴が認められたマクラーレンのアンドレア・ステラ代表と、裁定によって表彰台を失うこととなったアルピーヌのエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレのふたりのイタリア人が出席。国際控訴裁判所の審理を巡って、激しい舌戦を繰り広げた。

口火を切ったのは、ブリアトーレだった。
「我々はこの決定を受け入れるが、あまりに不公平だった。なぜなら、4人の判事の中で、ひとりの判事がまるで検察官のように振る舞っていたからだ。あれ自体は不愉快ではあるが、大きな問題ではない。問題は、その判事がマクラーレン社と非常に密接な関係にあることだ。2018年にビバリーヒルズで行われたマクラーレン社の会合に、この人物がスピーチしている姿が写っている素敵な写真をわれわれは入手した。彼は『ワン・ドロップ財団』という財団を運営しており、マクラーレン社はその財団に2台か3台のマクラーレン車を寄贈していることがわかった。判事のひとりが、我々を訴えていたチームと関係があった。これはかなり不公平だね」
これに対して、ステラは冷静に裁定そのものを評価した。
「この判決は間違いなく歓迎すべきものだ。重要なのは、FIAの国際スポーツ規定の第1.1.1条の適用に関して明確さをもたらすからだ。この条項は、そこから派生するあらゆる事柄の基礎となるものだからだ。我々が上訴したのは、この明確化を確実に図りたかったからで、失った2ポイントを取り返したかったからではない。我々が懸念していたのは、スポーツマンシップにおける平等性と公平性の適用だった。それは我々にとってのみ重要なことではなく、我々と同じく上訴したレッドブルだけでもない。それは聴聞会にはすべてのチームが出席していたことでもわかる。規則をどのように適用するか、一貫性をどのように保つか、そしてこの具体的なケースにおいては、レースウィークエンドを通じて有効な手法に関する一貫性を明確にするという点で、すべてのチームにとって重要な瞬間だったからだ」
ステラが論点を変えたので、ブリアトーレは元に戻した。
「国際スポーツ規定の第1条の1あるいは1.1とか、2とか3とか、そういうことではなく、ある判事がマクラーレンとつながりがあったということだ。判事は完全に独立していなければならない。その判事の名前はイタリア風だが、彼はフィリッポ・マルキーノというアメリカ人で、公聴会では判事というより、まるで検察官のように振る舞っていた。なぜあの男があれほど我々に対して意地悪だったのか、その後理由が判明した。これは我々が調べてわかったことだ。ステラが何と言おうと、判決を下す場において、判事は独立していなければならない。マクラーレンのために演説をするような人物や、チャリティでマクラーレンの車を使っているような人物であってはならない第1条の1、1、3、2、4、5なんてどうでもいい」

ブリアトーレはステラやマクラーレンに不満をぶつけているのではなく、マクラーレンと親しい仲にあると思われる人物が判事の仲にいたと指摘しているのだが、それは間接的にマクラーレンを侮辱しているとステラは次のように語って、ブリアトーレに釘を刺した。
「この記者会見がこのような方向に進んでいることは、マクラーレンにとって、そして多大な尊敬に値するチームの評判にとって、かなり侮辱的だと感じている。このような、かなりひどい主張を公の場で行う人物は、それ相当の責任を取らなければならないことになる。なぜなら、聴聞会、そして国際控訴裁判所は最高水準で運営されており、この段階で疑問視すべきではないからだ」
ブリアトーレが怒りの矛先を国際控訴裁判所の判事に向けたことで、今度は国際自動車連盟(FIA)が、次のような声明を出すことになった。
「FIA裁判所は、審理委員会の判事の独立性および公平性を疑問視する世論の声が上がっていることを承知している。すべての判事はFIA総会によって選出されており、そのうちの一部は、FIA定款に従い、少なくとも5つのF1チームからなるグループの提案に基づいて選出され、判事は全員、FIA司法・懲戒規則に定められた独立性および守秘義務の要件に従い、FIAコンプライアンス担当官に対して年次利害関係開示を行い、係争中の問題および関係当事者を考慮して、各案件ごとに特定の独立性宣言書に署名し、これを当事者に送付している。さらに審理の開始時および終了時、当事者に対し、手続や裁判所の構成に関する問題があれば申し立てるよう求められたが、申し立てを行った者はいなかった。審理中、裁判所による証人への尋問方法や手続の進行に関しても、異議は申し立てられなかった」
ブリアトーレほど経験豊富な人物であれば、FIAの会見で侮辱的な発言を行えば、どうなるのかぐらいは知っているはず。にも関わらず、ブリアトーレはあえて、禁じ手を使った。そこにどんな意図があるのか。ICAによるモナコGPに関する審理は終了したが、審理を巡るブリアトーレとマクラーレン、そしてICAの対立はまだ収まっていないようだ。
(Text : Masahiro Owari)
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| 10/9(金) | フリー走行 | 結果 / レポート |
| スプリント予選 | 結果 / レポート | |
| 10/10(土) | スプリント | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 10/11(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 340 |
| 2位 | ジョージ・ラッセル | 238 |
| 3位 | ルイス・ハミルトン | 229 |
| 4位 | マックス・フェルスタッペン | 221 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 215 |
| 6位 | ランド・ノリス | 201 |
| 7位 | オスカー・ピアストリ | 138 |
| 8位 | アイザック・ハジャー | 97 |
| 9位 | リアム・ローソン | 75 |
| 10位 | ピエール・ガスリー | 41 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 578 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 444 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 339 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 332 |
| 5位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 100 |
| 6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 68 |
| 7位 | TGRハースF1チーム | 30 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 23 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 12 |
| 10位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 7 |


