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毎年ティフォシが集結。F1の最高速記録や史上最速レースを生んだ『スピードの殿堂』モンツァ/サーキット紹介第15回

2026年9月3日

 1年間で20以上の開催国を訪れる2026年シーズンのFIA F1世界選手権。グランプリを開催するサーキットは、F1が選手権として初めて開催された1950年よりカレンダーに名を連ね続ける伝統あるサーキットから、比較的新しい市街地コースまで、さまざまな歴史やキャラクターを持っている。そんなサーキットをひとつずつ紹介していくこの連載の15回目に扱うのは、アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァだ。

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■サーキットの基本データ

・名称:アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ
・全長:5.793km
・コーナー数:11
・ラップレコード:1分20秒901(2025年 ランド・ノリス/マクラーレン・フォーミュラ1チーム)

 F1がスタートした1950年に開催された7つのグランプリのなかで、イギリスGPと並んで、これまで76年間連続でF1を開催し続けているのがイタリアGPだ。

 イギリスGPはシルバーストン以外にもエイントリーやブランズ・ハッチで複数回開催されたのに対して、イタリアGPは1980年にイモラで1度だけ開催地を譲った以外は、すべてモンツァが舞台を務めてきたF1のなかで最も伝統あるサーキットだ。

 サーキットが作られたのは1922年。これはイギリスのブルックランズ・サーキット(1907年)、アメリカのインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(1911年)に続いて、世界で3番目の歴史を持つクラシカルなサーキットだ。

 サーキットがあるモンツァはミラノ郊外の旧王立公園で、それゆえサーキットの名称は『アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ(モンツァ国立公園サーキット)』。ただし、サーキットの管理者はイタリア自動車クラブ(ACI)と地元自治体となっている。

サーキット紹介第15回
上空から見たアウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ(モンツァ国立公園サーキット)

 かつては5.5kmのロードコースと4.5kmのオーバルコースを組み合わせた全長10kmのコースだったが、1961年の事故以降、オーバルコースは使用されなくなった。それでもストレートをシケインとコーナーでつないだロードコースは高速で、2005年にはファン・パブロ・モントーヤ(マクラーレン)がレース中の公式F1最高速記録となる時速372.6kmを記録。また2025年にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がレース平均時速250.706kmのF1最速記録で優勝。それゆえ、モンツァは「スピードの殿堂」と称される。

 モンツァはフェラーリ・ファンである「ティフォシ」が集結することでも有名だ。今年で75回目のF1開催となるイタリアGPで、ティフォシたちの最大の関心は、フェラーリの活躍とともに、イタリア人ドライバーでチャンピオンシップリーダーのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)の走りだろう。

サーキット紹介第15回
フェラーリファンのことを『ティフォシ』と呼ぶ

 モンツァで開催されてきたイタリアGPで、イタリア人ドライバーが最後に勝ったのは1966年のルドヴィコ・スカルフィオッティだ。今年、アントネッリがイタリアGPで優勝すれば、60年ぶりにイタリア人ドライバーが母国グランプリを制することになる。

 ただし、そのアントネッリはパワーユニットを年間使用上限を超えて交換する予定で、グリッド降格ペナルティは必至。現時点でほかのドライバーがパワーユニット交換をどれくらい行うか不明だが、最後尾からレースをスタートする可能性が高い。最後尾からアントネッリがどこまで追い上げるのか。アントネッリが3位以上でフィニッシュすれば、2005年のジャンカルロ・フィジケラ(ルノー/3位)以来のイタリア人ドライバーによる母国グランプリ表彰台となる。

サーキット紹介第15回
2005年F1イタリアGP表彰式 ルノーのフェルナンド・アロンソが2位、ジャンカルロ・フィジケラが3位に入賞した


(Text : Masahiro Owari)


レース

10/9(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
10/10(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
10/11(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ340
2位ジョージ・ラッセル238
3位ルイス・ハミルトン229
4位マックス・フェルスタッペン221
5位シャルル・ルクレール215
6位ランド・ノリス201
7位オスカー・ピアストリ138
8位アイザック・ハジャー97
9位リアム・ローソン75
10位ピエール・ガスリー41

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム578
2位スクーデリア・フェラーリHP444
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム339
4位オラクル・レッドブル・レーシング332
5位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム100
6位BWTアルピーヌF1チーム68
7位TGRハースF1チーム30
8位アウディ・レボリュートF1チーム23
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム12
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム7

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第17戦シンガポールGP 10/11
第18戦アメリカGP 10/25
第19戦メキシコGP 11/1
第20戦サンパウロGP 11/8
第21戦ラスベガスGP 11/21
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