ラッセルへのチームオーダーは「難しいものではなかった」とメルセデス代表。タイムロス回避は戦略会議で合意ずみと明かす
2026年8月27日
メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チームのチーム代表であるトト・ウォルフは、F1第12戦オランダGPの決勝レースの残り7周の時点で、ジョージ・ラッセルに対しアンドレア・キミ・アントネッリを先行させて2番手を走らせるよう指示したチームの判断を擁護した。ウォルフは、バーチャルセーフティカー(VSC)の導入前はアントネッリがラッセルの前を走っていたこと、またスクーデリア・フェラーリHPの2台がメルセデスの脅威になりつつあったことを指摘し、「難しい決断ではなかった」と主張している。
アントネッリとラッセルがF1での初タイトルを争うなか、ラッセルに直接のライバルに対して3ポイントを譲らせるという判断、そしておそらくVSCのおかげで3番手を守ることができたラッセルがさらに4ポイントを失うリスクがあったというのは、彼にとって非常に厳しい状況だった。しかしウォルフは、この決定による後遺症のような影響は生じないと見ている。
「一方のドライバーの立場からすれば、チームメイトを先行させるというのは喜べないものだが、これは我々が常に話し合ってきたことだ」とウォルフは述べた。
「お互いにタイムをロスしないことについては、日曜日の朝の戦略会議で合意したことだ。ライバルがプレッシャーをかける状況というのは、シーズン序盤にフェラーリがやっていたのを目にしている。上海ではかなりのタイムロスがあったし、もっとポイントを失うリスクもある。そういうわけで我々は先手を打って、ポイントを失う事態を避けようとしている」
「今日の判断はそれほど難しいものではなかった。なぜならキミはジョージに対して十分な差をつけて2番手を走っていたし、ピットストップ後も基本的にはその順序に戻ったからだ。ごく普通のことだ。もしふたりの立場が逆だったとしても、同じようにしただろう。そういうことだ」

興味深いことに、チームの戦略に納得していなかったのはアントネッリの方で、「おそらく、ステイアウトして同じタイヤで最後まで走り切ることもできたと思う。あの戦略は少しリスクを伴うものだった」と語った。
「僕を先行させるためにジョージを危険にさらしたように思える。あのように(ラッセルが)チームプレイヤーであったこと、そして、僕のレースを楽にしてくれた彼に感謝している」
一方ラッセルはチームの決定を冷静に受け止めている様子で、次のように語った。
「どのみちキミの方が前にいたわけだから、彼は僕の前でフィニッシュするのに相応しい。もちろんレース中はどんな順位であれ戦いたいけれど、ペースと新しいタイヤのことを考えれば、彼は僕を追い抜いただろうね。だから、あれは正しい判断だった」
この決定により3位でフィニッシュしたラッセルは、ドライバーズ選手権においてアントネッリに59ポイントの差をつけられることになり、依然として日曜日のレースでアントネッリを上回れない状況が続いている。

(Text : GrandPrix.com)
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| 10/11(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 340 |
| 2位 | ジョージ・ラッセル | 238 |
| 3位 | ルイス・ハミルトン | 229 |
| 4位 | マックス・フェルスタッペン | 221 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 215 |
| 6位 | ランド・ノリス | 201 |
| 7位 | オスカー・ピアストリ | 138 |
| 8位 | アイザック・ハジャー | 97 |
| 9位 | リアム・ローソン | 75 |
| 10位 | ピエール・ガスリー | 41 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 578 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 444 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 339 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 332 |
| 5位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 100 |
| 6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 68 |
| 7位 | TGRハースF1チーム | 30 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 23 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 12 |
| 10位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 7 |


