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アントネッリ、ホームレースの次戦イタリアGPでPU交換へ。オーバーテイクのしやすさも決断の理由に

2026年8月26日

 メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チームのアンドレア・キミ・アントネッリは、次戦F1第13戦イタリアGPでグリッド降格ペナルティを受けることが確定し、ホームレースでの勝利の可能性が少し脅かされている。

 アントネッリは、メルセデスのドライバーのなかで初めて規則で決められた年間使用数を超え、4基目のPUを投入することになる。前戦オランダGPの前に、アントネッリはザントフォールトで母国のメディアに対し、ペナルティを受けることを認めた。

「モンツァで(ペナルティを)受けるつもりだ。なぜなら、オーバーテイクが最も簡単なサーキットのひとつだからだ」とアントネッリは述べた。

「ホームレースであることも確かだけど、今はそれよりも選手権のことを考えている」

「シーズンのどこかでペナルティを受けることは避けられないので、ポジションを上げて結果を残すチャンスが最も大きいのはどこかなのかを見極めることが必要だ」

「モンツァは間違いなくペナルティを受ける候補リストのトップだ。ファンの前でいいレースができるよう、順位を取り戻していくつもりだ」

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2026年F1第12戦オランダGP木曜日 アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

 アントネッリがモンツァで狙える順位は、科されるペナルティの重さ次第になる。もしICEやバッテリーパックといったエレメントをひとつ交換するなら、アントネッリは10グリッド降格ペナルティを受けることになる。この場合は最低でも11番手からのスタートになり、レースでトップ5入りを目指すことができる。一方で、もしパワーユニットすべてを交換してグリッド後方からのスタートを余儀なくされるなら、メルセデスは予選Q3でアントネッリに対し、チームメイトのジョージ・ラッセルにスリップストリームを与えるよう指示を出すかもしれない。そして最後尾スタートの場合、トップ4チームのドライバーの誰かにトラブルが起きない限り、アントネッリの現実的な目標順位は8位となるだろう。

 オランダGP終了後、メルセデスのチーム代表であるトト・ウォルフは、アントネッリのパワーユニット全体を交換することを示唆した。

「キミに関しては、すべてのものを交換するつもりだ。なぜなら、理論上ではそれをするのにベストなトラックだからだ」

「我々のアルゴリズムは、ドライバーの国籍は考慮に入れていない。我々はチャンピオンシップを争うためにここにいるのであって、最大のPR効果を得るためではない」

アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2026年F1第12戦オランダGP決勝 リスタートでトップに立ったアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

 またウォルフは、ラッセルもシーズン後半に4基目のパワーユニットを投入する可能性が高いことを認めた。

「ジョージに関しても同様の対応をとる予定だ。どのレースで投入するかを含め、協議を進めている」

 これによりアントネッリは、メルセデスにおいて、PU開発の救済措置『ADUO』(追加開発アップグレードの機会/Additional Development Upgrade Opportunities)を利用した改良版PUを初めて使用するドライバーとなる。最初の改良が信頼性の向上に主眼を置いていたのに対し、今回の改良はパフォーマンスの向上を狙ったものだと見られており、モンツァでのアントネッリの戦いによって、すでに高い性能を誇るメルセデスのPUがどれほどの進化を遂げたのか、その一端が明らかになるだろう。



(Text : GrandPrix.com)


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