「金曜よりブレーキングで突っ込めた。この最後のコンマ1秒を追い求める感覚が恋しかった」角田裕毅/土曜日インタビュー
2026年8月23日
2026年F1第12戦オランダGPに代役として出場している角田裕毅(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム)。スプリントを13位で終えて迎えた予選は12位という結果だった。Q3進出のラインまで約0.1秒差だったが、角田は予選を振り返り、金曜日以上にマシンを信頼してパフォーマンスを発揮できたことについて、スプリントでの経験が大きく役に立っていると語った。
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──予選Q2を突破できませんでしたが、Q3進出まで、あとコンマ1秒でした。
角田裕毅(以下、角田):「正直、すごく嬉しいです。予選は本当に楽しかった。金曜日のスプリント予選は悪くありませんでしたが、今年のマシンをドライブするのが初めてだったので、まだ限界がどこにあるのかわからなかったんです。でも、土曜日の公式予選は、金曜日よりもマシンを信頼することができて、ブレーキングもより突っ込むことができました。もちろん、予選はまだ4回目のセッションだから、もっと改善できる部分があるのはわかっていますが、この感覚、最後のコンマ1秒、100分の1秒を追い求める感覚が恋しかった。だから、予選は楽しむことができました」
──予選前のスプリントで24周を走った経験は、予選にどれほど役に立ちましたか?
角田:「非常に役に立ちました。それは予選だけでなく、レースに向けても同様です。というのも、すべての手順や(回生エネルギーを使用する)デプロイの管理が昨年とかなり違うからです。だから、スプリントの24周は、1周ごとに学ぶことができました。それは、この予選の各セッションで、どんどんタイムを縮めていけたことが証明しています。もちろん、もう1回フリー走行があればよかったのですが、でもまだレースという最後のセッションが残っています。本番が近づいていて、今はワクワクしています」

──新しいレギュレーションのマシンのフィーリングはどうでしたか?
角田:「ピエール(・ガスリー/BWTアルピーヌF1チーム)とも話していたのですが、今年のクルマは完全に別のクルマです。ブレーキの感触とかがそうで、シミュレーターでも最初に感じたのはそれでした。昨年と同じようにブレーキを踏んだら、壁に突っ込んでしまったくらいです。ブレーキの踏み込み量やその限界値が違うんです。ダウンフォースも違います。エネルギーをどこで放出するかというデプロイもすべて違います。走行していたら、突然ある種の減速を感じるんです。そういったことには、最初はなかなか慣れませんでした。そのことを考えると、ここまでは予想以上にうまく適応できていると思います」
──チームからどんな期待を受けていましたか? そして、この結果に対するチームの反応は?
角田:「チームはもちろん、2台のマシンがQ3に進出することを望んでいたと思います。予選後、まだチームと直接話をしていないので、彼らの反応はわかりません。もしかしたら怒っているかもしれません(笑)。でも、金曜日からみんな、僕の走りにはかなり感心してくれていて、各セッション、いや、各ラップごとに僕が着実に進歩していることにもかなり満足してくれています」

──今シーズンの序盤の予選では苦戦を強いられ、新しいクルマをしっかりと理解できていなかったドライバーもいました。そんななかで、緊急参戦した角田選手がこれほどスムーズで順調な週末を過ごしているのは、なぜだと思いますか?
角田:「多くのドライバーが適応するのに苦労しているという話をたくさん聞いていたので、僕も難しいだろうと思っていました。バーレーンのテストを見ても、みんなきょろきょろしていて、太陽よりも(タイヤをロックさせて上がる)白い煙の方をよく見ていたくらいです。だから、僕は『とにかくすべての周回を確実に走ろう』と心がけました。コースアウトとか大きなミスをしないように気をつけて、ただひたすら周回を重ねて、できるだけ早く慣れるように心がけていました。もちろん、レーシングブルズにも感謝しています。彼らが運転しやすいマシンを用意してくれたことは、大きな助けになっています」
──スプリントのスタートで、チームメイトらに軽く追突しましたね。
角田:「昨年と同じようにコーナーに入ろうとしたんです。でも、今年のクルマはダウンフォースが昨年よりも少なくてグリップが落ちていて……注意しなければいけないことを忘れていたんです。もっと慎重にならなきゃいけないのに。だから、アービッド(・リンドブラッド)には申し訳ないことをしたと反省しています。明日のレースでもアービッドは僕の前にいるので、次は気をつけたいと思います」
──明日のレースに向けてはいかがですか。
角田:「ペースは悪くないと思うので、楽しみです。中団グループの争いは非常に熾烈で、1ポイントが重要になります。だから、ポイントを獲得するためにできることは何でもやります。アービッドのサポートも必要なら行って、何か役に立ちたいと思っています。そのうえで、できれば、ライバルたちより少しでも多くのポイントを獲得したいです」

(Text: Masahiro Owari)
| 10/9(金) | フリー走行 | 結果 / レポート |
| スプリント予選 | 結果 / レポート | |
| 10/10(土) | スプリント | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 10/11(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 320 |
| 2位 | ジョージ・ラッセル | 236 |
| 3位 | ルイス・ハミルトン | 214 |
| 4位 | シャルル・ルクレール | 191 |
| 5位 | ランド・ノリス | 188 |
| 6位 | マックス・フェルスタッペン | 188 |
| 7位 | オスカー・ピアストリ | 128 |
| 8位 | アイザック・ハジャー | 96 |
| 9位 | リアム・ローソン | 65 |
| 10位 | ピエール・ガスリー | 41 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 556 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 405 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 316 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 298 |
| 5位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 90 |
| 6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 68 |
| 7位 | TGRハースF1チーム | 27 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 17 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 12 |
| 10位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 7 |


