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F1開始前からオランダGPを開催。日本人が世界一を目指して戦いを始めたザントフォールト/サーキット紹介第14回

2026年8月19日

 1年間で20以上の開催国を訪れる2026年シーズンのFIA F1世界選手権。グランプリを開催するサーキットは、F1が選手権として初めて開催された1950年よりカレンダーに名を連ね続ける伝統あるサーキットから、比較的新しい市街地コースまで、さまざまな歴史やキャラクターを持っている。そんなサーキットをひとつずつ紹介していくこの連載の14回目に扱うのは、ザントフォールト・サーキットだ。

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■サーキットの基本データ

名称:ザントフォールト・サーキット
全長:4.259km
コーナー数:14
ラップレコード:1分11秒097(2021年 ルイス・ハミルトン/メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)

 2021年に、1985年以来36年ぶりにF1オランダGPが復活し、その舞台となったのがザントフォールト・サーキットだ。オランダGPはF1が始まった1950年よりも前の1948年に始まり、その第1回大会の舞台となったのが、このザントフォールト。オランダ人にとっては、ロードレースの舞台となっているアッセンとともに、モータースポーツの聖地のような存在だ。

 F1が始まった1950年と51年は非選手権として開催。オランダGPがF1のカレンターに正式に加わったのは1952年で、以後1954年、56年、57年、72年の4年間を除いて、85年まで30回開催された。そして、そのすべてがザントフォールトが舞台だった。

 ただし、1985年以前のザントフォールトは現在のレイアウトとは異なり、現在の8コーナーから最終コーナーまでを大きく取り囲む高速型のコースレイアウトだった。F1が開催されなくなった後、1989年にコースを改修。それまで4.252kmだった全長が2.526kmと大きく短縮された。

 F1が開催されなくなってから6年後の1991年以降、ザントフォールトで開催されたのが、世界各国で開催されているF3の有力ドライバーを集めて、その年の世界一を決めるマスターズF3だ。開催当初『マールボロ・マスターズF3』という名称で親しまれたこの大会の初代優勝者はデビッド・クルサード。そのほか、ヨス・フェルスタッペン(93年優勝)、佐藤琢磨(2001年優勝)、ルイス・ハミルトン(2005年優勝)、バルテリ・ボッタス(2009年、10年優勝)、マックス・フェルスタッペン(2014年優勝)らが、このザントフォールトを制して、世界に羽ばたいていった。

 1999年の改修でレイアウトは現在に近いものとなったが、F1を開催するために、2020年に再度改修。3コーナーと最終コーナーにそれぞれ最大18度と19度のバンクをつけた。国際自動車連盟(FIA)の基準ではバンクの勾配は最大でも10%(約5.7度)となっており、特例措置がとられた。

 ザントフォールトは日本にとっても近しい存在だ。このザントフォールトの支配人を1949年から務めていたジョン・フーゲンホルツが1962年に手がけたのが、鈴鹿サーキットだからだ。

 フェルスタッペンもこう語る。

「同じ人が設計したんだから、ここのフィーリングは、鈴鹿のような感じだと思う。鈴鹿もザントフォールトも昔ながらのサーキット。ランオフが多少変更されているけれど、それでもミスをしたらひどい目に遭うんだ」

 もうひとつは、1975年に鮒子田寛がマキから参戦した最初のレースのが、このザントフォールトだった。これは日本人ドライバーが初めてF1世界選手権に参戦したレースで、日本人ドライバーが世界一を目指して挑戦を開始した地がザントフォールトだったのだ。

 そのザントフォールトも今年限りでオランダGPがカレンダーから外れることでF1の表舞台から一旦、姿を消す。最後となるかもしれないオランダGPを制するのは、誰になるのだろうか?



(Text : Masahiro Owari)


レース

9/4(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/5(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/6(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オランダGP終了時点
1位アンドレア・キミ・アントネッリ242
2位ジョージ・ラッセル183
3位ルイス・ハミルトン183
4位ランド・ノリス159
5位シャルル・ルクレール155
6位マックス・フェルスタッペン112
7位オスカー・ピアストリ104
8位アイザック・ハジャー68
9位リアム・ローソン49
10位ピエール・ガスリー44

チームランキング

※オランダGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム425
2位スクーデリア・フェラーリHP338
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム263
4位オラクル・レッドブル・レーシング186
5位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム66
6位BWTアルピーヌF1チーム63
7位TGRハースF1チーム21
8位アウディ・レボリュートF1チーム16
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム11
10位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム3

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
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第15戦アゼルバイジャンGP 9/26
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